「光る君へ」本郷奏多の花山天皇がハマり過ぎと猛反響!“足芸”も話題
14日に放送された大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)の第2回で、本郷奏多演じる師貞親王(のちの花山天皇)が初登場。かねてから高貴なキャラクターがハマると定評があり期待が寄せられていた本郷だが、SNSでは「期待通り」「ハマリ役」「さすが」と歓喜の声で沸き、「本郷奏多」「花山天皇」がXの上位トレンド入りした(※一部ネタバレあり)。
平安中期に、のちに世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を生み出した紫式部(まひろ/吉高由里子)の人生を描く本作。第2回「めぐりあい」は、まひろ(落井実結子)の母・ちやは(国仲涼子)を巡る突然の悲劇が起きてから6年後の展開。母を殺したのは藤原兼家(段田安則)の息子・道兼(玉置玲央)だったが、兼家はまひろの父・為時(岸谷五朗)に職を与えた権力者だったことから為時は事件を隠ぺい。まひろとの関係は冷めきっていた。
本郷演じる師貞親王が登場したのは、為時が兼家に師貞親王の様子を報告したときのこと。為時は「相変わらず勉学の成果まったくあがらず……」(まったくを強調)とションボリ。さらに「昨日も母親と娘の双方に手をつけたという話を一日中お話になって……」と困っている様子。師貞親王が「よく似た親子で手ごたえも似ておる。どちらと寝ておるかわからなくなることもしばしばじゃ」と悪びれず為時に“報告”する様子も映し出され(為時はきまずそうな表情)、兼家は「痴れ者のフリをしておるだけかと幾度か思ったが、やはり真に痴れ者なのだな」としみじみとあきれ、為時は「帝になっても誰もついていかないかと……」とこぼしていた。
師貞親王が為時を前に足で扇をつかんで戯れている様子も注目を浴び、その強烈なキャラクターが「真の痴れ者w」「足芸w」「さすが本郷奏多!」「最高に合ってるw」「こういう役は本郷奏多の右に出る者はいないな」「帝が似合う」「めちゃくちゃ好きすぎる」「2話目にしてフルスロットル」と視聴者を喜ばせていた。
本郷は、蜷川実花監督の映画『Diner ダイナー』の全身整形の殺し屋、映画『キングダム』のエイ政(吉沢亮)の異母兄弟でクーデターを起こす成キョウ、『シン・仮面ライダー』のカマキリ・カメレオン(K.K)オーグなどアクの強いキャラクターを多く演じており、2020年放送の大河ドラマ「麒麟がくる」の公卿・近衛前久役では雅なキャラクターがハマると評判に。
また第2回の後半では「内緒だけど俺、いよいよ帝になるみたいなんだ」と嬉々として為時に語る様子もあり、「みんな俺から逃げていくのにおまえだけはずっと傍らにいてくれた。おまえのおかげで俺はだいぶ賢くなったぞ。とんだ好きモノのように皆は言うが、俺だって見るところは見てるんだ」と得意満面に語っており、「面白過ぎ」「沼るなあ」と今後の展開に期待が寄せられていた。
なお、本郷はドラマ「消せない『私』-復讐の連鎖-」(日本テレビ系)が放送中。ヒロインの復讐に協力するカリスマ的美容系配信者を演じている。1月21日よりスタートする「アイのない恋人たち」(ABC・テレビ朝日)では彼女いない歴33年で決断力のないアラサー男性を演じる。(編集部・石井百合子)