『ゴールデンカムイ』山崎賢人、中学時代はサッカーに夢中 山田杏奈と“ベアーズ”サプライズ訪問
野田サトルの累計発行部数2,700万部を突破するコミックを実写化する『ゴールデンカムイ』(1月19日全国公開)の主演・杉元佐一役の山崎賢人(※「崎」はたつさき)と、共演・アシリパ役(※リは小文字)の山田杏奈が15日、大阪府豊中市にある箕面自由学園高等学校の名門チーム「GOLDEN BEARS」の元へ、サプライズ訪問。映画の裏話をはじめ、学生時代のエピソードなどを語った。
「GOLDEN BEARS(金色の熊)」は、吹奏楽部96名&チアリーダー部56名(合計152名)から成る日本屈指の強豪チーム。吹奏楽部は、全日本マーチングコンテストで2年連続金賞。チアリーダー部は、JAPANCUPで23回の優勝・全日本高等学校選手権大会で16回優勝の経験を持ち、どちらも超名門チームとして知られている。現在、吹奏楽部は自主公演。チアリーダー部は高校生で初となるNBAアトランタホークスハーフタイムへの出演を目指し、励んでいる。
「そっちに行きまーす!」という掛け声と共に山崎・山田が現れると、会場では大歓声が止まらず、MCからも「息を吸おう!」と言われるほどの興奮状態に。映画のアクションシーンについて、山崎は「僕が演じたのは、日露戦争帰りの陸軍兵で、“不死身の杉元”と呼ばれる生命力が強い男なんですが、二〇三高地の戦場シーンを1カット長回しで撮って、“不死身”を表現したり、北海道の雪山でベアーズ(会場笑)と戦ったり……『ゴールデンカムイ』にしかないアクションがたくさんあるので、皆さんにも観ていただきたいです」とアピール。特に注目してほしいシーンについて、山田は「グルメシーンです。ご飯を食べるシーンがほっこりして、コミカルな部分でもあるんですが、緩急があるのも『ゴールデンカムイ』の面白さだと思うので、注目してほしいです!」と答えた。
2人の学生時代の話になると山崎は「高校生の頃は、この仕事を始めていたので、勉強との両立が大変でした。中学生の頃は、学校に行きながらサッカークラブに通って、青春でしたね。合宿とか楽しかったです。夢中になってボールを追いかけてました」、山田は「私は女子高だったんですが、バレンタインになると、作ったお菓子をみんなタッパーに入れて持ち寄るんです。友達や先生にもあげて……今思うとめちゃめちゃ青春だったなと思います!」とそれぞれの青春エピソードを回顧。
生徒からの「好きな言葉は?」という質問に対して、山崎は「“シンプル・イズ・ザ・ベスト”です。結局シンプルだなと思うことが多くて……いろいろ考えるけど、目の前のやれることだけをやる! というシンプルな考えによくなります。杉元は不死身なので、シンプルに“俺は不死身だ!”と思いながら演じていました」、山田は「映画にも出てくる“天から役目なしに降ろされた物はひとつもない”という言葉があるんですが、作品の中でも大切な言葉で、私の中でも腑に落ちた言葉で、私もこういうふうに考えようと思うようになりました」と回答。また「仕事で心がけていることは?」については、山田が「きちんと挨拶する。私は初めましての人と打ち解けるのが得意じゃないので、最初に大きな声で挨拶すると自分の中のハードルが下がる気がして、心がけています」、山崎が「楽しむ・緊張しないようにする・そして、挨拶をしっかりする!」と話し、会場を盛り上げた。
そんな2人に、「GOLDEN BEARS」がWEB動画撮影用として練習していた『ゴールデンカムイ』特別演技をサプライズで披露。吹奏楽部による主題歌「輝けるもの」の演奏にのせて、チアリーダー部が演技するというもので、山崎は「圧倒されちゃいました……ありがとうございます!! めちゃくちゃパワーをもらいました!」、山田も「うるうるしちゃいました。びっくりしたのと、皆さんの笑顔と迫力と……映画の主題歌を演奏してくれて、ポンポンで名前文字を作ってくれたのも嬉しくて……本当に頑張ろうと思いました! ありがとうございました!」と感動。生徒を代表して前年度のチアリーダー部キャプテン・松村慈果さんは「お二人が来てくださるとは、夢にも思っていなくて、今もお二人に演技を披露させていただくと聞いて、すごく緊張したんですが、この「GOLDEN BEARS」を“ゴールデン”つながりで知っていただいて、演技まで観ていただけたのが嬉しくて、皆で、笑顔で演技することができたので良かったと思います」と感激していた。(編集部・石井百合子)