ついに決定!『オッペンハイマー』日本公開は3月29日
“原爆の父”と呼ばれる米物理学者ロバート・オッペンハイマーを題材にしたクリストファー・ノーラン監督作『オッペンハイマー』の日本公開日が、3月29日についに決定した。
先日発表となった第96回アカデミー賞のノミネーションでは、作品賞、監督賞、主演男優賞(キリアン・マーフィ)、助演男優賞(ロバート・ダウニー・Jr)、助演女優賞(エミリー・ブラント)、脚色賞、撮影賞、美術賞、音響賞、編集賞、作曲賞、衣装デザイン賞、メイク・ヘアスタイリング賞の最多13部門にノミネートされた同作。アメリカでは昨年7月に公開されるも日本公開は長らく決まらず、ビターズ・エンド配給で公開されると発表されたのが昨年12月のことだ。
その際、ビターズ・エンドは「本作が扱う題材が、私たち日本人にとって非常に重要かつ特別な意味を持つものであるため、さまざまな議論と検討の末、日本公開を決定いたしました。作品を観た上で、クリストファー・ノーラン監督の手による、伝統的な作劇手法を超越した唯一無二の映画体験には、大スクリーンでの鑑賞が相応しいと考えております。日本公開の際には観客の皆様ご自身の目で本作を御覧いただけますと幸いです」とコメントしていた。
なお、第96回アカデミー賞授賞式は現地時間3月10日にロサンゼルスのドルビー・シアターで開催される。(編集部・市川遥)
『オッペンハイマー』あらすじ
第2次世界大戦下、アメリカで立ち上げられた極秘プロジェクト「マンハッタン計画」。これに参加したJ・ロバート・オッペンハイマーは優秀な科学者たちを率いて世界で初となる原子爆弾の開発に成功する。しかし原爆が実戦で投下されると、その惨状を聞いたオッペンハイマーは深く苦悩するようになる。冷戦、赤狩り……激動の時代の波に、オッペンハイマーはのまれてゆくのだった。