高良健吾、仕事のストレスで禁煙できず 最長7か月も「吸っちゃうんですよね」
俳優の高良健吾が3日、都内で行われた主演映画『罪と悪』の公開記念舞台あいさつに登壇し、貴重だったという撮影現場の様子や、どうしてもやめられない習慣などを明かした。
『罪と悪』は、22年ぶりに再会した3人の幼なじみが、ある殺人事件をきっかけに陰惨な過去と向き合うサスペンス。この日は大東駿介、石田卓也、齊藤勇起監督も来場した。
十数年ぶりに顔を合わせたという3人。石田は「純粋な嬉しさがありました」と喜び、高良は「10代の時から知っているので、生きてきたな……」としみじみ。大東が「照れ臭かったよね」と呼びかけると、高良たちも笑顔で頷いた。
撮影前を振り返り、高良は「みんなで5~6時間話しました。作品に入る中であまりそういう時間はないので、貴重な時間でした。それがなかったら違う映画になっていたんじゃないかな」と打ち明ける。大東も「みんな強い熱量で参加していると共有できたのがよかった」と思い返した。
作品にちなみ、「祓いたい悪」を問われた高良は「一発で思い浮かんだのは禁煙でした。最長7か月とかやれたんですけど、現場で嫌なことがあると吸っちゃうんですよね」と苦笑い。禁煙派の石田は「この業界にいると、喫煙する時間が打ち合わせの時間になったりするんですよね。そこでしか話されていない話を聞けないのは寂しい」と肩を落としつつ、自身は「食欲」を挙げ、「お腹が空いてなくても食べちゃう。朝もご飯3杯とか食べるので撮影に影響するときがある」と嘆いた。
「20年後の理想のイメージは?」という質問には、高良は「週に5~6日、ランニングをできる人でいたい。祖父が90歳くらいまで雨の日以外は毎日欠かさず走っていたんです。そういう何かを続けられる人って、すごいなと思う」と吐露。大東は「20年後は子供もみんな成人しているので、バンドをやりたいです。『大東‘S』みたいな。ちょっとダサいな……。でも一緒にできたら楽しいと思います」と声を弾ませた。
最後に高良は「賛否両論ある作品だと思いますし、万人受けするストーリーでないかもしれません。楽しいとか面白いとは違う重さはあると思いますが、こういう作品だからこそ、普段出会わない感情や考え、新しい価値観に出会える映画になっていると思います」とコメント。そして、「今までの舞台あいさつで『楽しんでと言いづらい映画』と言っていましたが、やっぱり映画なので楽しんで行ってください」とアピールした。(錦怜那)