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「光る君へ」高まる清少納言への期待 『禁じられた遊び』怪演も話題のファーストサマーウイカが初大河

ファーストサマーウイカ演じる清少納言(ききょう)
ファーストサマーウイカ演じる清少納言(ききょう) - (C)NHK

 吉高由里子が紫式部(まひろ)役で主演を務める大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)の第5回放送後の次回予告編にファーストサマーウイカ演じる清少納言(ききょう)が登場し、SNSでは「楽しみ!」「テンション上がる」など歓喜の声で沸き、吉高演じる紫式部との顔合わせにも期待が寄せられている。

【画像】誰だかわからない!ウイカ演じるモンスター・美雪

 平安時代に世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を生みだした紫式部(まひろ)を主人公にした本作。ファーストサマーウイカ演じる清少納言(ききょう)は歌人・清原元輔の娘で、「枕草子」の作者として知られる。一条天皇(塩野瑛久)に入内した定子(高畑充希)のもとに女房として出仕し、忠誠を尽くす……という役どころ。

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 11日放送・第6回「二人の才女」から登場する清少納言。予告編では「(藤原)斉信さまがお選びになった歌が好きだったわ」と声を弾ませてまひろに語り掛ける場面があり、「いよいよ清少納言登場!ワクワク」「次回はファッサマの清少納言楽しみ!」「テンション上がる」「若かりし頃のふたりの対面が待ち遠しい」とSNSでは登場を待ちわびる視聴者の声が続々。「気が早いのだけども、清少納言のスピンオフを制作してほしい」「清少納言の大河ドラマやってほしい」といった声も見られる。

 ファーストサマーウイカにとって大河ドラマへの出演は初。元アイドルで現在はタレント、歌手、俳優として活躍するウイカは、「光る君へ」で左大臣の娘・源倫子を演じる黒木華が主演を務めた2019年放送の「凪のお暇」(TBS系)で初の連続ドラマレギュラー出演。同作では八百屋の店員、開運商法の女性など一話ごとに異なる役柄を演じて話題を呼んだ。連続テレビ小説「おちょやん」(2021)では監督のジョージ本田(川島潤哉)の妻でハリウッド帰りの女優として出演。2022年放送の「私(あたい)のエレガンス」(BSテレビ東京)で連ドラ初主演。演じたのは、茨城最強の元レディース総長で、10歳の娘を育てるためにトラックの運転手として働くシングルマザー。セレブな子どもが集まる学校に転校した娘のためにエレガンス道を極めるべく悪戦苦闘するという役柄で、ヤンキーキャラからセレブへの変貌ぶりが注目を浴びた。

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 映画ではバカリズム脚本の『地獄の花園』(2021)、西加奈子の短編小説に基づく『炎上する君』(2023)などに出演しているが、近年とりわけ注目を浴びたのが『リング』シリーズの中田秀夫監督によるホラー『禁じられた遊び』(2023)での怪演。主人公(重岡大毅)の妻で、生前から死後もなお夫を束縛し続けるモンスター・美雪を熱演。強烈な特殊メイクを施し、一見本人とわからないほどの変貌ぶりで観客の度肝を抜いた。

 先ごろ滋賀県大津市で行われた「光る君へ」トークイベントでは、ウイカが「文学の世界の中で二大巨頭である紫式部と清少納言。その清少納言を自分が演じると聞いて、とても驚きました」とオファー時の心境を振り返りながら「彼女を演じる責任も感じましたが、「枕草子」を読んだり、歴史を学んだりするなかで、「わかるわ~」と共感できるところが多い女性だと気づき、そこが自分とリンクしたのだと思いながら演じています」とアプローチに触れていた。(編集部・石井百合子)

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