間宮祥太朗＆佐藤二朗のW主演作、異例尽くしの宣伝　本編上映せず報告だけ「映画もバズってほしい」

　俳優の間宮祥太朗が12日、都内で行われた映画『変な家』（3月15日全国公開）変な報告会に、ダブル主演を務める佐藤二朗、共演の川栄李奈、DJ松永（Creepy nuts）、石川淳一監督と出席。「映画が完成した報告の会であるにも関わらず、映画を披露せずに報告だけ行うという変な宣伝ですが、よろしくお願いします」とタイトル同様、“変”尽くしの映画であることを強調した。

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　『変な家』は、ウェブメディア記事、YouTube、書籍化と形を変えるごとに大きな反響を呼んだ謎のクリエイター・雨穴（うけつ）のコンテンツを、「リーガルハイ」シリーズや「絶対零度～未然犯罪潜入捜査～」「世にも奇妙な物語」など幅広い人気ドラマを手掛けてきた石川監督が映画化。オカルト専門の配信をする動画クリエイター・雨宮（間宮）が、一軒の家の間取りについて相談を持ち掛けられ、不可解な間取りの真相を解明しようとする姿を描く。

　間宮は「本来このタイミングでイベントを行う場合、“完成披露”として皆さんに映画を観ていただくのが普通なのですが、今回は映画を観てもらわないという変な宣伝です」と変わった手法を取っていることを強調。「これまで観たことのないような、ミステリーという枠に収まらない、体感したことのないアトラクションのような映画になっています」とネタバレ厳禁のなか作品を紹介し、異例尽くしの宣伝に「ぜひ雨穴さんの動画のように映画もバズってほしいです」とヒットを期待していた。

　また間宮は、ダブル主演の佐藤とバディを組むことについて「雨穴さんの動画は20分という短いものですが、ものすごく引き込まれた映像で没頭しました。それを映画として時間を広げたなか、二朗さんとコメディーではない作品で、どうやってコンビを組んでいくのかとても楽しみでした」と期待に胸を膨らませての撮影だったことを明かす。

　そんな中、雨宮に間取り図の相談を持ち掛けるマネージャー・柳岡役のDJ松永は、俳優としてのイベントに終始戸惑い気味。質問にも変な間で答えてしまうことが続くと、間宮からは「その間の取り方は名優みたい」とツッコミが。さらに佐藤にも「この男の隣は嫌だな」と言われると、DJ松永は「わかんないですから……」としどろもどろになっていた。

　また作品にちなんで「ちょっと怖いけれどゾクッとしてしまったこと」について聞かれたDJ松永は、「去年、グッと寝てしまって、寝坊したなと思ったら、フェスを飛ばしてしまった」と当時大きな話題になったニュースに触れ、「今日も10分遅刻してしまいました」と苦笑いを浮かべていた。（磯部正和）