真田広之、ハリウッド初主演「SHOGUN 将軍」は全てが宝物 「原作に忠実」プロデューサーとしても奮闘
俳優の真田広之が19日、TOHOシネマズ日比谷で行われたハリウッドドラマ「SHOGUN 将軍」のジャパンプレミア試写会に出席。主演&プロデューサーを兼任した本作の制作を振り返りながら、「全てのエピソードが宝物です」と感慨深げに語った。この日は、共演のコズモ・ジャーヴィス、アンナ・サワイ、平岳大、西岡徳馬、二階堂ふみ、エグゼクティブプロデューサーのジャスティン・マークス、レイチェル・コンドウ、ミカエラ・クラベルも参加した。
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「SHOGUN 将軍」は、作家ジェームズ・クラヴェルのベストセラー小説を映像化する全10話のドラマシリーズ。天下分け目の合戦「関ヶ原の戦い」前夜、窮地に立たされた戦国一の武将と、日本に漂着しその家臣となったイギリス人航海士をはじめ、乱世を生き抜く者たちの陰謀と策略渦巻くドラマが展開する。真田は、徳川家康にインスパイアされた戦国武将・吉井虎永を演じ、本作のプロデューサーにも名を連ねている。
現地時間13日にアメリカで一足早くお披露目され、現地の批評家から絶賛の声があがった本作。ハリウッド制作の連続ドラマで初主演を務めた真田は、「長い旅路の果てに、日本の観客の皆様にお披露目できる日が来ました。支えてくれた多くのスタッフ、キャストの情熱の結晶を観ていただける日が来て、本当に嬉しく思っています」と客席に向けてあいさつする。
真田は虎永を演じるにあたり、「なぜ、今この人物を演じるのか?」ということを考えたという。「モデルである家康公の功績。戦乱の世を終わらせ、長きにわたる平和な時代を築いた。その役を務めることは、まさに今、この時代だからこそ求められているヒーロー像なのではないかという思いで飛び込みました」と理由を明かした。
また「原作を尊重して、できる限り忠実に描きながら、ジャスティンとレイチェルと相談して作り上げた脚本に沿って制作しました。このオリジナリティーを、いかにクリエイトするのかが一番大事でした」とプロデューサーとしての使命を語った真田。「勇気を持って日本から海外作品に飛び込んでいただいたキャスト、 時代劇のスペシャリストであるクルーたちの才能を、いかに最大限に引き出すかということが自分の仕事だと思い、常に現場で一緒に戦ってきました」と力を込める。
舞台あいさつの後には、一般の観客向けに第1話と第2話が上映された。上映前に見どころについて尋ねられた真田は、「全シーン、毎カット全てと言いたいです。全てのエピソードが宝物です。参加した者たちの思いを汲み取りながら、観ていただきたいです」とアピール。「今日は第1話と第2話だけですが、これは始まりにすぎません。回を増すごとに、濃く、激しく、ドラマチックに盛り上がっていきます」と残りのエピソードに自信をのぞかせた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)
「SHOGUN 将軍」は2月27日(火)よりディズニープラス「スター」で独占配信開始