赤楚衛二、4月期木曜劇場でフジ連ドラ初主演 巨大病院と戦う記者役で新境地
俳優の赤楚衛二が、4月11日から放送されるフジテレビ系・木曜劇場「Re:リベンジ-欲望の果てに-」(毎週木曜22時~22時54分※初回15分拡大)で主演を務めることが明らかになった。赤楚がフジテレビ系連続ドラマの主演を務めるのは本作が初となり、巨大病院の権力争いに挑む記者を演じる。
本作は、巨大病院で巻き起こる権力争いをきっかけに、登場人物たちの野心と復讐心が入り乱れ、人間の内に秘めた欲望がむき出しになっていく様を描いたリベンジサスペンス。赤楚は、日本屈指の大病院「天堂記念病院」の理事長の息子で、週刊誌の記者として働く主人公・天堂海斗(てんどう・かいと)を演じる。
父親との仲たがいをきっかけに医師以外の道を歩んだ海斗は、仕事に追われる日々のなか、父親がある事件に巻き込まれたと聞き、疎遠になっていた病院へ足を運ぶことに。そこで父親の真意を知った海斗は、過去に交わした大切な約束を思い出すが、病院では、隠されていた問題が噴出し、理事長の座を狙って権力争いも起きようとしていた。その様を目の当たりにした海斗は、父親が築き上げてきた大切なモノを取り返すため、愛する人を守るため、戦うことを決意する。
赤楚は「この作品は復讐劇になりますが、見るのも演じるのもすごく好きなので、そう言った意味でも今回の出演を頂けて本当にうれしかったです。そして、フジテレビさんの連ドラの主演は初めてですが、皆さんと切磋琢磨(せっさたくま)しながら、仲良く、楽しく撮影ができればな、と思っています」と意気込み、自身が演じる海斗について「父親との確執がありつつも、それなりの幸せを手に入れて、普通に生きている男の子です。でも、ちょっとクレバーな所もあると思います。人との距離感や見方など…どう動けばいいのか、割と俯瞰(ふかん)で見えているキャラクターなのかな、と思っています」と分析する。
さらに「展開がとにかく早くて、読み進む手が止まらなかったです。本当に面白かったです。毎話、最後の最後で“え!”っていう展開が続くので、見て頂ける方には飽きさせない作品になっていると思います」とスリリングなストーリーへの自信をのぞかせ、「復讐劇だけでなく、恋愛要素やサスペンス要素もあり、さまざまなジャンルが混じっている作品です。その中で特に、“人の醜さ”や“欲望”にフォーカスを当てている作品なので、そこをあらわにした人間が、その後、どう変わっていくのか…ここがポイントになってくると思います。是非、皆さんには誰もが持つ“欲望”が芽生えた時、人はどう変わっていくのか? その過程を見守って頂けたらな、と思います。そして、次から次へと降りかかる展開にドキドキしながら楽しんで頂きたいです」と語っている。
オリジナルドラマとなる本作は、コンテンツスタジオのstoryboardが制作を担当。企画は、「好きな人がいること」(2016年)や「刑事ゆがみ」(2017年)、「グッド・ドクター」(2018年)などを担当した藤野良太。演出は「好きな人がいること」(2016年)などを手がけた金井紘、脚本は伊東忍、中村允俊、奥村徹也らが担当し、フジテレビのドラマ・映画制作部の中で最年少プロデューサーとなる足立遼太朗がプロデュースを務める。
足立プロデューサーは「人は野心に目覚めたらどうなるのか、権力を手にするとどうなるのか。そんな人間の内面をリアルに、深く描いていきます。そして今作1番の見どころと言っても過言ではないのが、権力闘争と復讐の中で欲望が徐々にむき出しになっていく主人公・海斗を演じて頂く赤楚衛二さん。これまで演じてこられた役柄とは全く違った、今までに見たことがない赤楚さんを見られるドラマになっています!!!」と赤楚が見せる新境地に期待を寄せている。(編集部・入倉功一)