杉咲花、記憶障害の脳外科医で初の医師役!「アンメット」実写ドラマで主演
女優の杉咲花が、4月スタートとなるカンテレ・フジテレビ系・新月10ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」(毎週月曜よる10時~)で、フジ系連続ドラマ初主演を務めることが明らかになった。初の医療ドラマ、医師役となる。
本作は、「モーニング」(講談社)で連載中の漫画「アンメット-ある脳外科医の日記-」(原作・子鹿ゆずる、漫画・大槻閑人)を実写化した医療ヒューマンドラマ。“記憶障害の脳外科医”という前代未聞の主人公が、目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく。杉咲が、ある事故で脳を損傷し、過去2年間の記憶がなく、さらに今日のことも明日にはすべて忘れてしまうという重い後遺症を抱える脳外科医・川内ミヤビ(かわうち・みやび)を演じる。
本作について、杉咲は「頑張れなくてよくて、立ち止まってよくて、変われなくていい。あなたがあなたという人間と付き合っていくことを諦めなければ、それは美しい姿なのだという本作の根っこにあるメッセージに、心を撫でられるようでした。この物語を大切にお届けしたいです」とコメント。
また、原作の子鹿は「ドラマ化にあたり、製作スタッフの皆様ならびに杉咲花さんはじめ実力派俳優の方々により、原作を超越した見事なドラマに仕上げて頂けそうで大変感謝しています」と、漫画を担当する大槻は「企画段階から『ドラマ化するといいなあ』と思い、その願いを込めながら自分なりに工夫してきました。物語を絵に、漫画にする作業を通じて、『アンメット』というバトンを良い形で受け渡せているとしたら、これほどうれしいことはありません」と明かしており、実写化へ期待を寄せている。(高橋理久)
杉咲、子鹿(原作)、大槻(漫画)のコメント全文は以下の通り。
杉咲花(川内ミヤビ役)
頑張れなくてよくて、立ち止まってよくて、変われなくていい。あなたがあなたという人間と付き合っていくことを諦めなければ、それは美しい姿なのだという本作の根っこにあるメッセージに、心を撫でられるようでした。この物語を大切にお届けしたいです。
子鹿ゆずる(原作)
言葉、記憶、技術……これらは脳の別々の部位が担当していることが解明されています。しかし「心」は何処にあるのか、その正体さえも曖昧なままです。原作では、私自身の経験を踏まえ脳障害の後遺症を正確に描くとともに、それと戦う人たちの心に焦点を当てました。ドラマ化にあたり、製作スタッフの皆様ならびに杉咲花さんはじめ実力派俳優の方々により、原作を超越した見事なドラマに仕上げて頂けそうで大変感謝しています。
本ドラマが、一般視聴者の方々のみならず、当事者・ご家族の皆様、医療福祉関係者の皆様への応援になれば幸いです。
大槻閑人(漫画)
この度のTVドラマ化、誠にありがとうございます! 実は『アンメット』という作品、企画段階から「ドラマ化するといいなあ」と思い、その願いを込めながら自分なりに工夫してきました。僕自身は医療者ではないのでわからないことも多く、子鹿さんをはじめ、多くの医療・福祉関係者の皆様にご協力いただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。物語を絵に、漫画にする作業を通じて、『アンメット』というバトンを良い形で受け渡せているとしたら、これほどうれしいことはありません。