「光る君へ」傷心の花山天皇、思い出のヒモに総ツッコミ
吉高由里子が主演を務める大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)の第7回(2/18放送)で、本郷奏多演じる花山天皇の悲しみに暮れる姿が話題を呼んでいる(※一部ネタバレを含みます)。
本作は、千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を書きあげた紫式部を主人公に、きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を描いた物語。大石静が脚本を手掛け、吉高が紫式部(まひろ)にふんするほか、柄本佑、岸谷五朗らが名を連ねる。
花山天皇はただ一人心から愛した女御・藤原よし子(※「よし」はりっしんべんに氏が正式表記/ 井上咲楽)を亡くし、嘆き悲しむというエピソードが描かれた。これまで花山天皇は、足で扇をつかんでみたり、好き者のようにふるまったり、エキセントリックな人物として登場していた。本郷の狂気の演技がはまり役だと話題になったが、今回の人間味あふれる演技に、SNS上では「憂いを帯びたこの表情をする花山天皇を演じる本郷奏多、天才」「表情の幅広い演技は毎度すごい」「女御さまに一筋で見直したお」など、絶賛する声が相次いだ。
さらに、傷心の花山天皇が亡き妻を思って握りしめているヒモにも注目が集まった。そのヒモが、花山天皇がよし子と一夜を共にした際に使われたものと酷似していたことから、「夜伽のプレイアイテムかと思いきや、ふたりの絆ということにするのかよ!! なんなんだこの脚本最高か!!」「悲しみの象徴として登場するなんて思わないじゃん……」「あのヒモだった! やっぱり、ある意味でこのドラマはすごいと認識! もっとやれ!」と沸いた。(今井優)