亀梨和也、東野圭吾が生んだ誘拐犯役に挑戦 連続ドラマW「ゲームの名は誘拐」主演
亀梨和也が、6月にWOWOWが放送・配信する「連続ドラマW 東野圭吾『ゲームの名は誘拐』」(全4話)で主演を務めることが明らかになった。亀梨のWOWOW連続ドラマへの出演は2022年の「連続ドラマW 正体」以来約2年ぶり2度目、東野原作作品への出演は2018年のドラマスペシャル「東野圭吾 手紙」(テレビ東京)以来約5年半ぶり2度目となる。
亀梨和也、一重まぶたに変身!死刑囚役で主演「連続ドラマW 正体」【画像】
原作は、2002年に刊行され、2003年に映画化もされた東野の同名小説。広告代理店の敏腕プランナー・佐久間駿介が、手掛けていた大型プロジェクトから突如降板させられたことを機に、自分を引きずり下ろした大企業の副社長に一矢報いるため、その娘と共謀して狂言誘拐を企てたことから始まるミステリー。
亀梨演じる主人公・佐久間は、画期的なアイデアと人並外れた行動力を武器に、数々のクライアントを担当するやり手の広告プランナー。頭脳明晰で計算高く、仕事も恋愛もゲーム感覚でクリアすることに快感を覚えるミステリアスな人物だ。
そんな佐久間を襲った、ある大型プロジェクトからの降板劇。プライドを引き裂かれた佐久間は、敵である大手自動車メーカーの副社長への復讐のため、同じく父に恨みを持つ副社長の娘と手を組み狂言誘拐を実行するが、この“誘拐ゲーム”がやがて、予想外の展開を見せていく。佐久間と娘を取り戻したい副社長による一進一退の攻防、そして誘拐犯である佐久間と共犯関係の娘との間で育まれるいびつで危険な恋愛模様が見どころとなる。
佐久間役について、亀梨は「僕が受け取った印象として佐久間自身、美意識やプライドが高く、それ故の思考であり行動が存在しているのではないか? と。キャラクターを作り上げていく上で、ファッションや仕草、目から捉えられるような情報というものに関しては特に細かく意識しながら演じさせていただきました」とコメントしている。
また、WOWOWとの再タッグには「『正体』の時と同様に準備段階からしっかりとしたコミュニケーション、熱量の中で時間が過ごせるという期待を持ち、今回のお話も受けさせていただきました。結果的に非常にやりがいのある魅力溢れる作品に参加させていただけたことに感謝しております」と感謝。「撮影期間中、さまざまな角度のお仕事をさせていただきながら、僕自身、置かれている状況が大きく動き出すタイミングでした。振り返ると、自分としても少し覚醒しているような感覚の中でこの作品の時間を過ごさせてもらっていたなと。現場に行くとスタッフの皆さんと共に作り上げているという充実した実感の中で細かな部分も諦めずに撮影ができたと思います」と振り返っている。
WOWOWと東野のタッグは、2021年の「さまよう刃」以来、3年ぶり9作目。脚本を「SUITS/スーツ」(フジテレビ)、「ドクターX ~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日)の小峯裕之、監督を「ギバーテイカー」「シャイロックの子供たち」など連続ドラマW作品を多数手がける鈴木浩介が務める。(編集部・入倉功一)
「連続ドラマW 東野圭吾『ゲームの名は誘拐』」は6月放送・配信開始(全4話) 第1話無料放送【WOWOW プライム】【WOWOW4K】