堺雅人、人生最大のチャレンジが大成功「生き残ってよかった」
俳優の堺雅人が、7日に都内で行われたアニメーション映画『FLY!／フライ！』（3月15日公開）のジャパンプレミアイベントに出席。人生最大のチャレンジを打ち明け、その大成功に胸をなでおろした。この日は、堺と同じく日本語吹替版ボイスキャストを務めた麻生久美子、ヒコロヒー、池村碧彩、羽佐間道夫、関智一、芹澤優、日本版主題歌を担当するマカロニえんぴつも来場し、それぞれが描いたカモのイラストも披露された。
本作は、『怪盗グルー』シリーズや『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』などのイルミネーションが手掛け、カモの一家の冒険を描いたアニメーション。小さな池から一度も出たことのないカモの家族が、アメリカ北東部からジャマイカへの約3,000キロメートルの旅でさまざまな体験をする。
カモの父・マックの声を担当した堺は「ようやくこの日が来ましたね。家族をみなさんにご紹介するというような感じです。素敵な家族なので末永くお付き合いしてください」とあいさつ。「タイトル通り、空のシーンは本当に飛んでいる気分になります」と見どころも紹介しつつ、「改めて日本の声優さん、アニメーションの技術の高さを身にしみて感じることができました。追いつけないくらいすごいところ（レベル）のご指導をいただきながら一生懸命やりました。上手くできているかどうかはわかりませんが、楽しんでいただけたらと思います。本当に勉強になりました。楽しかったです」と収録を振り返った。
作品にちなみ、人生最大のチャレンジを問われた堺は「認識はしていなかったけど、結果的にこの仕事（役者）を選ぶというのは相当なチャレンジですね。生き残ってよかった」と笑顔。続けて、「春ですからね。新しい生活を始める方もいらっしゃると思いますが、体に気をつけて。環境の変化は思ったより体にきますから、体の声に耳を傾けるのが一番いいと思います。『周りがこう言っているから』とか『こういうのが常識だから』と動くのではなく、自分がやりたいことをなさればいいんじゃないかな。後々後悔もされないんじゃないかな……と自分の人生を顧みながら思っています」とエールを送った。
ちなみに、自身が役者の道に踏み出した理由は「（自分になら）できるなと思って普通にやった」そうで、「今思うと相当な決断。よく親が許した。あっ、許してないんですけど……。許されなかったんですけど、勝手に始めたなぁと思って」と思い返した。（錦怜那）