巨匠マイケル・マン最新作『フェラーリ』7月日本公開決定!アダム・ドライヴァーの熱演光る特報映像も
映画『ヒート』『ラスト・オブ・モヒカン』などで知られる巨匠マイケル・マン監督の最新作『Ferrari』(原題)が『フェラーリ』の邦題で、7月5日より日本公開されることが決定し、特報映像が公開された。
本作は、1957年夏を舞台に、世界的自動車メーカー“フェラーリ”の創設者エンツォ・フェラーリが、経営破綻や息子の死といった悲劇に見舞われながらも、イタリアの伝説的な自動車レース「ミッレミリア」で再起する姿を描き出す。映画『スター・ウォーズ』シリーズなどのアダム・ドライヴァーが、エンツォにふんし、妻と愛人という彼を愛する2人の女性をペネロペ・クルスとシャイリーン・ウッドリーが演じる。
公開された特報映像は、轟くエンジン音と激しく過酷なレースシーンから始まり、圧倒的なカリスマ性を放つエンツォの姿が映し出される。幸せな家族から一転、深い悲しみに暮れる姿や憎しみ合う姿など重厚なドラマを重ねながら、最後は「私の車に乗るならーー必ず勝て」というエンツォのセリフと強い決意のまなざしで締めくくられている。ギレルモ・デル・トロ、アレハンドロ・G・イニャリトゥ、ドゥニ・ヴィルヌーヴといった本作を讃える映画監督たちのコメントも差し込まれており、本編への期待が高まる内容となっている。
また、併せて公開されたティザービジュアルには、主人公のエンツォが流線形のマシーンの隣を歩く姿が収められており、スポットライトの明るさとそれによる影、そして「情熱と、狂気。」というシンプルなキャッチコピー、その偉大な業績とは裏腹に、エンツォの孤独が浮かび上がる印象的なデザインとなっている。(高橋理久)