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監督賞は『オッペンハイマー』クリストファー・ノーランが初受賞!

第96回アカデミー賞

クリストファー・ノーランがオスカー監督に!
クリストファー・ノーランがオスカー監督に! - Kevin Winter/Getty Images

 第96回アカデミー賞授賞式が11日(現地時間10日)に米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、監督賞は映画『オッペンハイマー』のクリストファー・ノーラン(53)が受賞した。『ダンケルク』(2017)に続く自身2度目の監督賞ノミネートで初受賞を飾った。

『オッペンハイマー』フォトギャラリー

 『オッペンハイマー』は、“原爆の父”と呼ばれた米物理学者ロバート・オッペンハイマーの物語を壮大なスリラーとして描いた映画。人類最初の核実験「トリニティ実験」のシーンを含めCGショットゼロで作り上げるなど、ノーラン監督がビジュアル・音響を含めて圧倒的な劇場体験にこだわった本作は、批評的にも興行的にも大成功を収めた。日本公開前ながら、世界興行収入は9億5,777万5,395ドル(約1,437億円)を記録している。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル150円計算)

 『メメント』『インセプション』『インターステラー』『TENET テネット』『ダンケルク』そして『ダークナイト』3部作など、数々の名作を世に送り出し、ストリーミング全盛時代においても“映画館における映画体験の守護者”であり続けたノーラン監督。その名前だけで多くの観客を映画館に集めることができる稀有な監督としての地位を確立した彼が、ついにファン待望の栄冠をつかんだ。(編集部・市川遥)

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