伊藤沙莉、朝ドラ「虎に翼」スタート直前!「いいパワーがもらえる予感」
伊藤沙莉が21日、NHK放送センターで行われた連続テレビ小説「虎に翼」放送前出演者会見に石田ゆり子、岡部たかし、制作統括の尾崎裕和と共に出席。第1週を観たという伊藤は「テンポも良く、いい出だし、気持ちのいいスタートが切れたと思う」と自信をのぞかせていた。
本作は、昭和初期に日本初の女性弁護士となり、能登の家庭裁判所設立に奔走した三淵嘉子さんをモデルにした物語。ドラマ「恋せぬふたり」などを手掛けた吉田恵里香が脚本を担当し、伊藤演じる主人公・猪爪寅子の生涯を描く。
4月1日の放送スタートまであと10日に迫った。昨年9月にクランクインしてから半年以上が経っているが、伊藤は「1週目の完パケを観ることができました」と語ると「テンポも良く、猪爪家の楽しい雰囲気が伝わっているのかなと思います。いい出だし、気持ちのいいスタートを切ることができたと思う。第2週以降、これからも観続けていこうと思っていただけるのでは」と自信をのぞかせた。
さらに伊藤は「最初は『頑張るぞ!』という思いでしたが、日々撮影を重ねていくなかで『これで合っているのかな』と不安になることもあったのですが、そんなとき1週目の完パケを観て、改めてやる気が出ました。立ち止らなくてもいいんじゃないかと思えた」と、より一層ギアが入ったことを明かすと「放送が始まると、いろいろな感想が生まれると思うので緊張しますが、いいパワーがもらえるような予感がします」と語る。
第1週目は、寅子を取り巻く家族が彼女の進路についてさまざまな思いを巡らせていくストーリー。そんななか、寅子は顔芸さながら表情豊かに目の前に起こる出来事に対峙していく。伊藤は「物語に入る1週目なので、どういう設定にしたらいいのかと思ったのですが、わたしは考えることが苦手なので、とにかく体当たりでやりました」と振り返ると「チーフ監督さんが、全力で身振り手振りの演出をしてくださるので、その勢いに乗りつつ……。でもわたしは自分から仕掛けるタイプではないので、周りの演者の方に与えてもらったものに素直に反応していたら、いろいろな顔になってしまいました」とチーム一丸となった結果、“豊かな表情”になったことを明かした。
4月1日のオンエア当日は「SNSを開いて、ハッシュタグ“虎に翼”にしてある程度エゴサをしてから(『虎に翼』の)リハーサルに行きます」と語った伊藤。「寅子の成長の背景には、たくさん困った人たちが描かれている。そんなメッセージもしっかり受け止めつつ、大事に演じていきたいです」と今後の撮影について抱負を述べた。(磯部正和)