クリストファー・ノーランが『ゴジラ-1.0』を絶賛!「観る者を引き込む素晴らしい映画」
第96回アカデミー賞で作品賞、監督賞など最多7冠に輝いた映画『オッペンハイマー』のクリストファー・ノーラン監督と日本映画として初めて視覚効果賞を受賞した『ゴジラ-1.0』の山崎貴監督の対談映像が公開された。『ゴジラ-1.0』を鑑賞したというノーラン監督が、「とても刺激的で細かいこだわりが感じられ、観る者を引き込む素晴らしい映画だと思いました。とても興奮しました」と笑顔を見せる姿も収められている。
【動画】『オッペンハイマー』クリストファー・ノーラン×山崎貴スペシャル対談
山崎監督の『永遠の0』(2013)も鑑賞済みのノーラン監督は、『ゴジラ-1.0』について「これは『永遠の0』でも感じたことですが、作品のメインテーマをエンターテインメントとして描きながら、キャラクター像を含む周りのストーリーを深く掘り下げている。キャラクター造形の深さや歴史を感じられるところも含めて堪能しました」と絶賛の言葉を惜しまなかった。
一方の山崎監督も“原爆の父”と呼ばれた物理学者を描いた『オッペンハイマー』について、「パンドラの箱を開けてしまった人間が、どのような思いになっていくか、そして彼がどのような社会的立ち位置になっていったかということを、時系列を組み替えながら描いている。ハードなテーマなんだけどエンターテインメントになっているところがすごく面白かったですね。素晴らしい作品だと思いました」とたたえ、『ダンケルク』(2017)での来日時などで顔見知りになったノーラン監督との対話を楽しんでいた。(編集部・市川遥)
映画『オッペンハイマー』は3月29日より全国公開