IWGPから24年 渡辺謙&窪塚洋介、“刑事と不良”役で再共演「大人になったな」
俳優の渡辺謙と窪塚洋介が21日、都内で行われた日米共同制作ドラマシリーズ「TOKYO VICE Season2」の舞台あいさつに出席。二人は2000年放送の連続ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」で共演しており、渡辺は「大人になったな」と窪塚の成長ぶりに目を細めていた。イベントにはプロモーションで来日中のアンセル・エルゴートのほか、菊地凛子、笠松将、真矢ミキも参加した。
【画像】渡辺&窪塚が共演した伝説のドラマ「池袋ウエストゲートパーク」
本作は、アメリカのMax(旧HBO Max)とWOWOWが共同制作したドラマシリーズのシーズン2。日本の大手新聞社と警察組織、そして東京の街で暗躍するヤクザが、互いのプライドをかけて行動する人間ドラマが描かれる。渡辺はヤクザ絡みの事件を手練れで解決する刑事・片桐浩人、窪塚は東京の街で勢力を広げようとする千原会の若頭・葉山直希を演じている。
TBS系の人気ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」で共演していた渡辺と窪塚。「あのときも刑事と不良という関係性でしたが、今回も似たような関係性で、20年経っても変わっていないですね」と窪塚が笑うと、渡辺も「今回の撮影は1回しか会えなかったけれど、大人になったなと思いましたよ。以前は爆発するエネルギーでしたが、地下から出るマグマのようなエネルギーになった。久々に窪塚に会えて嬉しかった」と懐かしそうな顔をする。
渡辺の言葉に窪塚は「一度ロンドンで撮影していたとき、謙さんの舞台(『王様と私』)を観たんです。そのとき楽屋に入れて、謙さんを遠目で観ていたのですが、すごくカンパニーのメンバーたちの中心にいて……。そのときは、もうちょっと自分の人間性を作ってから会おうと思って、あいさつするのをやめたんです。だから今回お会いできて嬉しかった」と笑顔を見せた。
さらに窪塚は、「俺がやらせていただいた葉山という役は、本当にどうしようもないひどい奴で、今まで演じてきた役のなかでも、もっとも自分に遠かったので、結構気負っていたんです」と役へのアプローチ方法に悩んでいたことを明かすと「でも煙草を吸っているとき、謙さんが来て『芝居なんてしなくていい。お前はそのままで葉山なんだから』って言われて。何かあんまり嬉しくねーって思いました」と発言して、渡辺を笑わせていた。(磯部正和)
「TOKYO VICE Season2」(全10話)WOWOWにて4月6日(土)スタート(毎週土曜午後9時~放送・配信、第1話は無料放送)