『沈黙のパレード』大ブレイク中の出口夏希に注目！スクリーンデビュー作で可憐な魅力
東野圭吾の人気シリーズを福山雅治主演で連続ドラマ化した「ガリレオ」の劇場版3弾となる『沈黙のパレード』が今夜（30日）、フジテレビ・土曜プレミアム枠（21：00～23：35※一部地域を除く）で地上波初放送される。膨大な登場人物の数でも注目を浴びた本作には、現在ブレイク中の出口夏希（22）も出演。その目覚ましい活躍を振り返ってみた。
東野のベストセラー小説を原作に、福山演じる天才物理学者・湯川学が、不可解な未解決事件を科学的検証と推理で解決していく本シリーズ。『容疑者xの献身』『真夏の方程式』に続く劇場版3弾で描かれるのは、数年前から行方不明になっていた女子学生の死体遺棄事件。湯川の相棒として、内海刑事（柴咲コウ）が再び登場する。事件の容疑者として浮上したのは、湯川の友人でもある草薙刑事（北村一輝）がかつて担当した少女殺害事件で完全黙秘を貫き無罪となった男・蓮沼。蓮沼は今回も証拠不十分で釈放されるが、年に一度の夏祭りのパレードの日に謎の死を遂げる。
蓮沼の事件の容疑者として浮上するのは、非業の死を遂げた女子高生・佐織（川床明日香）を幼いころから見守ってきた商店街の人々。彼女の遺族をはじめ、誰にも蓮沼殺害の動機があり、犯人になりうる。出口が演じるのは、佐織の妹・夏美。明るく人懐っこい性格。両親（飯尾和樹＆戸田菜穂）は定食屋「なみきや」を営んでおり、夏美は看板娘。姉を亡くした苦しみを抱えながら、両親の前では気丈に振る舞う……という設定で、可憐な魅力を見せる。
本作でスクリーンデビューを果たした出口はその後、是枝裕和監督が総合演出を務めたNetflixドラマ「舞妓さんちのまかないさん」（2023）で森七菜と共にダブル主演。オーディションで、舞妓として“百年にひとりの逸材”に成長していく少女すみれ役を射止めた。同作ののちも快進撃が続き、2023年の7月期・TBS火曜ドラマ「18/40～ふたりなら夢も恋も～」では予期せぬ妊娠で人生が一変するヒロイン（福原遥）の親友に。同時にヒロインの元恋人（FANTASTICS・八木勇征）に密かに思いを寄せる複雑な役どころに挑んだ。WOWOWドラマ「アオハライド」（2023・2024）では櫻井海音とダブル主演を務めた。
今年は大ヒット映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』で伊藤健太郎演じる特攻隊員を思う少女を演じたほか、1月期フジテレビ・月9ドラマ「君が心をくれたから」で山田裕貴演じる老舗煙火店の妹で家族思いの女の子に。続いて4月期フジテレビの山下智久の主演ドラマ「ブルーモーメント」と、永瀬廉（King & Prince）主演のNetflix映画『余命一年の僕が、 余命半年の君と出会った話。』（2024年配信）でもヒロインに抜擢と猛スピードでスター街道を駆け上がっている。（石川友里恵）