「不適切にもほどがある!」早くも続編希望の声 最終話ラストに期待高まる
宮藤官九郎が脚本を手がける、阿部サダヲ主演のTBS系金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(毎週金曜よる10:00~)の最終話となる第10話「アップデートしなきゃダメですか?」が29日に放送。含みを持たせたラストの展開に、X(旧Twitter)では、視聴者から続編を期待する声があがった。(ネタバレあり。以下、第10話までの展開に触れています)
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1986年から2024年にタイムスリップしてしまった昭和オヤジ・小川市郎(阿部)が、バス型のタイムマシンで過去と現在を行き来しながら、コンプライアンス無視の「不適切」発言で令和の空気をかき回しながら、アップデートされた令和を学んできた本作。
最終話では、タイムマシンバスが運行できるのも残り1往復。昭和に戻る決心をした市郎は、その最後の往復を、意図せぬ発言が後輩からパワハラと受け取られて落ち込む渚(仲里依紗)のために使おうと決心し、秋津(磯村勇斗)やゆずる(古田新太)、井上(三宅弘城)ら令和の仲間たちに別れを告げ、渚と共にバスに乗り込み昭和へ向かう。
昭和に戻り、すっかり真面目な受験生となった純子(河合優実)に再会した市郎。しかし純子だけではなく、令和に馴染んだ市郎の内面もまたアップデートされており、昭和マインド全開の中学校の在り様に疑問を持つことに。一方で、昭和から戻ってきたサカエ(吉田羊)は、SNSで好き勝手に言葉の暴力を振るうような、令和の空気にも疑問を呈する。
どちらも生きづらい時代に対して、最後は過去に登場したキャラクターも参加し「寛容になりましょう」と歌い上げるミュージカルシーンが展開。またクライマックスでは、人気ヒップホップユニット Creepy Nuts(R-指定、DJ松永)がサプライズ出演し、昭和の市郎とその生徒たちの前でドラマ主題歌「二度寝」を披露する展開も描かれた。
さらにラストは、昭和の喫茶店「SCANDAL」で一服する市郎の前に、トイレの壁から、老齢となったタイムマシンの開発者・井上(小野武彦)が登場する衝撃の展開に。2054年からやってきたという井上は、キヨシ(坂元愛登)の助言で不登校から抜け出し、令和でゲーム会社のCEOとして成功した同級生・佐高(成田昭次)の支援で、どんな時代にもいけるタイムトンネルを発見したと告白し、市郎がバスを使わず「SCANDAL」のトイレからタイムスリップすることがあった理由が明かされた。
その井上から「さぁ好きな時代に行きましょう!」と声をかけられた市郎が「いやいやいや……」と戸惑いながらもトンネルをくぐる演出で幕を閉じた本作。市郎の“その先の物語”を期待させるラストを迎え、主演の阿倍もクランクアップ時のコメントで「もし続きがあったら楽しみだな……と思っています!」とコメントしていることもあり、視聴者からも「続編ありそうだなぁ」「続編希望です」などの声が寄せられている(西村重人)