反町隆史「GTO」鬼塚復活「本当にやってよかった」異例の放送後囲み取材で感謝
俳優の反町隆史が3日、カンテレ東京支社で行われた、ドラマ「GTOリバイバル」放送を受けた囲み取材に出席。ドラマの放送後に行われた取材に「あまりないと思うのですが」と語った反町は、自身の肉声で「自分が想像していた以上の反響だった。本当にやってよかった」としみじみ感謝の思いを語っていた。
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「GTOリバイバル」は、カンテレ・フジテレビ開局65周年特別ドラマとして4月1日に放送。1998年7~9月期に連続ドラマとして放送された「GTO」で主人公・鬼塚英吉を演じた反町が、26年ぶりに同一キャラクターとして出演。当時生徒役だった窪塚洋介、池内博之、小栗旬、山崎裕太、さらに鬼塚の同僚の教師だった冬月あずさ役として松嶋菜々子も出演するなど、放送後にはSNSを中心に大きな反響があった。平均視聴率は世帯9.6%、個人6.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という数字を残した。
反町は、自身に送られてきたという、テレビの前でドラマを観ている人たちの写真をモニタに写すと「リアルタイムでドラマを観させていただいたのですが、僕のところに知り合いから届いた写真です。以前よりも若干、テレビの前に家族が集まって座らない時代に、こうしてテレビを囲んで作品を観てくださったことは、このドラマをやってよかったなと思える瞬間でした」と放送当日を振り返る。
さらに、2~3世代が一緒になって「GTOリバイバル」を観たという知らせも届いたといい「親御さんたちが子供たちに『こういう先生がいたんだよ。人間の心情というのはこういうものなんだよ』と子供に教えることができたという声を聞いて、俳優として『GTO』に関われて、鬼塚をリバイバルできたことは感謝しかありません」としみじみ。
反町自身「いまなら鬼塚の思いが届くかもしれない。何かを感じてくださるチャンスになるかもしれない」と思いリバイバルに取り組んだといい「自分が想像している以上の反響をいただきました。本当にやってよかったなと思います。放送が終わったあと、こうした取材を行うことってあまりないと思うのですが、思いを伝えたかった」と胸の内を明かしていた。
連続ドラマから26年という歳月が流れた。本作に入る前、当時のテイストままやるのか、少しライトにするのか……という選択を強いられたという反町は「当時の視聴者を裏切りたくない」という思いを一番大事にしていたと明かすと「でも『GTO』を知らない子供たちに受け入れてもらうことも大事。昔の破天荒で行き過ぎた鬼塚よりも、もう少しライトにしようという結論になりました」と製作陣と共にディスカッションを重ねた結果だったという。
そして、続編への待望論に「また機会をいただけるのであれば」と語った反町は「次は根っこにある、元暴走族上がりの鬼塚を演じてみたい」と意欲を見せていた。(磯部正和)