「ウルトラマンアーク」辻本貴則が初のメイン監督就任 シリーズ構成&メイン脚本は継田淳
ウルトラマン新テレビシリーズ「ウルトラマンアーク」(テレビ東京系・7月6日午前9時スタート)のスタッフ情報が発表され、メイン監督を辻本貴則、シリーズ構成&メイン脚本を継田淳が務めることが明らかになった。
「ウルトラマンアーク」は、子供たちの「夢見る力」を掻き立て、希望に満ちた明るい未来への架け橋となる作品を目指し、「ウルトラマン」の世界観を通して世に贈り出す、明るくハートフルで勇壮なヒーロー像を描く特撮ドラマ。怪獣災害を未然に防ぐための科学調査を行う怪獣防災科学調査所、通称「SKIP(スキップ)」に入所したばかりの新米調査員・飛世ユウマ(戸塚有輝)が、想像の力を解き放つことでウルトラマンアークに変身する。
元・歯科技工士という異色の経歴を持つ辻本監督は、2003年に商業監督としてデビュー。2011年の「ウルトラゾーン」で円谷プロダクション作品への参画が実現し、「ウルトラマンX」でニュージェネレーションウルトラマンシリーズ初参加を果たした。怪獣愛・ミニチュア愛に富んだ演出でファンの心を掴んだ辻本監督は、本作で初のメイン監督に就任している。
シリーズ構成・メイン脚本の継田は、同じく「ウルトラゾーン」で円谷プロダクション作品に参加し、辻本監督とは長い信頼関係を築き上げた。ニュージェネレーションウルトラマンシリーズには、「ウルトラマンZ」から参加し、前作「ウルトラマンブレーザー」まで辻本監督と毎年タッグを組み、ドラマ性の高いエピソードを作り上げている。
辻本監督は、「私が初めてウルトラマンシリーズに参加してから今期で8作目。ついに、いよいよ、いやまさかの!? メイン監督という大役を拝命いたしました。思えば私は『怪獣好き』『ミニチュア好き』を公言しておりましたが、実はコレ、世を忍ぶ仮の姿であり、本当はただの『ウルトラヒーロー大好きっ子(満52歳)』なのであります」とコメント。「本作のテーマは『想像するチカラ』。相手を思いやる想像力、夢を思い描く想像力、ヒーローになりたいと願う想像力……この作品で『想像するチカラ』が持っているパワーや素晴らしさをぜひ感じ取っていただきたい。そして私から溢れ出る『ウルトラヒーロー大好きシウム光線』も存分に浴びていただきたい、そんな思いでシュワッチ!!」と熱い思いを語った。
また継田は、「本シリーズに初めて参加したのは『ウルトラマンZ』第18話、辻本監督のお声がけがきっかけでした。このたびはシリーズ構成・メイン脚本という役目を賜り、大きな喜びと同時に身が引き締まる緊張を感じています」と心境を告白。「私も御多分に洩れずウルトラと聞けばテレビにかじりつき、無数の怪獣人形に囲まれて子供時代を送ったひとりです。あれから数十年、月日が流れても変わらぬ想いとは何か、自問自答しながら筆を進めました。遂に『ウルトラマンアーク』が走り出すいま、その姿を皆さんと共に刮目して見守りたいと思います」と意気込んでいる。(編集部・倉本拓弥)