エマ・ストーン、アカデミー賞司会を「ゲス野郎」と呼んだ疑惑を否定
女優のエマ・ストーンが、今年の第96回アカデミー賞授賞式で司会のジミー・キンメルを「ゲス野郎」と呼んだ疑惑を The Hollywood Reporter に否定した。
発端は、作品賞候補になっていたエマ主演作『哀れなるものたち』の短いクリップ映像が授賞式で流された後、ジミーが「これが、テレビで放送可能な『哀れなるものたち』のシーンの全てです」と言ったこと。『哀れなるものたち』の露骨な性描写の多さを皮肉ったジョークだ。視聴者は、直後にカメラに抜かれたエマの気分を害したような表情と口元に注目。隣に座る夫のデイヴ・マッカリーに何か吐き捨てるように言っているのだが、それが「ゲス野郎」なのではないかとインターネット上では盛り上がっていた。
その件をあらためて直撃されたエマは、驚いた様子で「いいえ! 彼をゲス野郎だなんて呼んでいないわ」と完全否定。「何て言ったか? ゲス野郎とは言っていないわ。全然彼に腹を立てたりしなかったし。後で調べてみる」と続け、「(ジョークで)気分を害すことはほとんどないの」とジョークに寛大なところを見せた。
『哀れなるものたち』は作品賞は逃したものの、第96回アカデミー賞で4部門受賞を果たした。エマも『ラ・ラ・ランド』(2016)に続いて2度目となるアカデミー賞主演女優賞を受賞した。ちなみに、エマの受賞時の“振る舞い”がインターネット上で炎上したが、後に当事者の一人であるミシェル・ヨーが経緯を説明してエマの汚名をそそいでいる。(朝倉健人)