三池崇史監督のカルトホラー『牛頭』6月15日劇場公開!35ミリプリント上映
2003年にVシネ作品として制作され、カルト的な人気を博す三池崇史監督のR-15作品『極道恐怖大劇場 牛頭(ごず)』が6月15日より劇場公開される。オリジナルの35ミリプリントでの上映となる。
本作は、今村昌平監督作『楢山節考』のあらすじを入り口のモチーフにしながら、恩義のあるアニキ分(哀川翔)を名古屋のやくざ処理場まで捨てに行こうとする主人公・南(曽根英樹※曽根悠多)の道行きを、姿を消した死んだアニキ、名古屋で出会う奇妙な人々、怪物牛頭の謎などシュールな世界観の中に描くホラー。Vシネ作品ながらカンヌ国際映画祭監督週間で上映された。
キャストは曽根、哀川のほかヒロイン役の吉野きみ佳(現:吉野公佳)、加藤雅也、石橋蓮司、丹波哲郎、川地民夫、火野正平、長門裕之、冨田恵子、間寛平、木村進ら。
脚本を務めた佐藤佐吉は「まさに21年目の奇跡! あのヤクザホラーがとうとう劇場公開されることになりました。カンヌに招待され世界中で上映されながら日本では Vシネマでのリリースのみ。それは当初からの決まり事ではあったもののいつの日か劇場でとの願いがようやく叶いました。自画自賛ではありますがまぎれもなく佐藤佐吉脚本作品としての最高傑作。骨の髄まで覚悟してご堪能ください」とコメントを寄せている。(石川友里恵)
『極道恐怖大劇場 牛頭(ごず)』は6月15日よりシアターイメージフォーラムほか全国順次公開
『りりかの星』と同日上映