「SHOGUN 将軍」シーズン2へ前進 真田広之が出演契約と米報道
俳優の真田広之が、主演とプロデューサーを兼任したドラマ「SHOGUN 将軍」に、吉井虎永役として再出演する契約をFXと交わしたと、Varietyほか各メディアが報じた。
本作は、ジェームズ・クラヴェルのベストセラー小説を原作に、日本に漂着したイギリス人航海士ジョン・ブラックソーン(後の按針)が、戦国最強の武将・虎永と出会い、“天下分け目の戦い”に巻き込まれていく戦国スペクタクル。圧巻のスケールと「関ヶ原の戦い」前夜を舞台にした陰謀渦巻くストーリー、真田が徹底してこだわったリアリティーは高く評価され、米テレビ界最高の栄誉とされるエミー賞において、多数のノミネートを獲得するのではないかと現地メディアが予想している。
リミテッドシリーズ部門の有力候補とされている「SHOGUN 将軍」だが、シーズン2が決定すれば、ドラマシリーズ部門でレースを争うことになる。Varietyでは、同作を製作するFXが、エミー賞において部門の移動を検討していると報じているが、同局はコメントを控えている。
また、情報筋がVarietyに明かしたところでは、シーズン2への更新が実現した場合、ブラックソーンを演じたコズモ・ジャーヴィスも復帰する可能性が高いということだが、正式なゴーサインが出るまでには「他にも多くのピースが必要だ」としている。日本において同作は、ディズニープラスの「スター」で配信されている。(西村重人)