『ミッシング』で異例の現象!石原さとみの激変映す冒頭映像公開
現在公開中の石原さとみ主演・吉田恵輔監督の映画『ミッシング』で月曜の観客動員数が週末(金土日)いずれかの動員数を上回るという異例の活況を見せており、ワーナー・ブラザース映画営業部長がコメントを寄せた。あわせて、本作の約7分にわたる冒頭映像が公開された。
本作は、突然失踪した幼い娘を探し続ける母親・沙織里(石原)とその家族が、事件をめぐるマスコミと世間の声に翻弄されていくさまを追うストーリー。7年前に“今までの自分を壊して欲しい”と自ら吉田監督監督に直談判して役を射止めた石原がパブリックイメージを一新する熱演を見せ、共演に中村倫也、青木崇高、森優作、小野花梨、細川岳らが名を連ねる。
5月17日より公開され、初週末の3日間で約7.5 万人が劇場に足を運ぶ好スタートを切った本作。配給のワーナー・ブラザースによると上映館257館のうち約半数の113劇場で月曜の動員数が金土日のいずれかの動員数を上回っていると言い、この現象をワーナー・ブラザース映画営業部長の鈴木は以下のように見ている。
「公開初週末に早速観てくださったお客様から寄せられた、『ハンカチ必須。涙が止まらない』『今年No.1確実』『優しい光を感じる』といった、尋常ではない熱量の感想が SNS を中心に一気に広がっている。こんなにも多くの人が自らの言葉で熱い感想を発信するのは珍しい。何よりも本作でも描かれていることの一つ、<SNS>というツールを使用して作品の凄さを伝えたいという気持ちで溢れている。本作を観た人たちは、何か優しい気持ちに必ずなる。この映画を一人でも多くの人に届けることが優しい世の中を作る、という気持ちに揺れ動かされているのでは」
公開された冒頭映像は、沙織里が幼い娘と過ごしたありふれていながらかけがえのない日々からスタート。しかし、そこから約1分30秒後にはムードが一変。街でビラを配りながら娘を懸命に探す母・沙織里(石原)と父・豊(青木)の悲壮な姿が。沙織里は疲弊しきった様子で身なりをかまう余裕など到底ない、といった感だ。進展ない状況下でマスコミが興味をなくしキー局の取材が無くなる中、唯一家族の取材を続ける地元テレビ局の記者・砂田(中村)とそのクルー。砂田はSNS上での何の根拠もない噂から沙織里の弟・圭吾(森)をネタにしようとする上司に辟易し、沙織里と圭吾の会話からある事実が浮かび上がっていく。
なお、23日には圭吾役の森優作と吉田恵輔監督のティーチイン付き上映会がユナイテッド・シネマ豊洲で実施される。(石川友里恵)