【ネタバレ】新事実判明!「ブルーモーメント」ラストでダブルの衝撃
22日に放送された山下智久主演のフジテレビ連続ドラマ「ブルーモーメント」(毎週水曜・22時~22時54分)の第5話では、SDM警察班統括責任者として配属された警察官の沢渡満(橋本じゅん)を軸に“空気感”をキーワードにしたエピソードが展開。その沢渡が絡んだ衝撃的なラストに騒然となった(※ネタバレあり。第5話の詳細に触れています)。
第5話では、晴原柑九朗(山下)らSDM(特別災害対策本部)のメンバーがソフトボール大の巨大な雹(ひょう)が引き起こす災害に奔走するさまが描かれた。医療班チーフの汐見(夏帆)に続いて、新たにSDMにやってきたのが沢渡。彼は総務大臣・立花藍(真矢ミキ)の夫で、立花の推薦によりSDM警察班統括責任者として配属された。配属される前、彼は晴原に「自分と妻は灯の行動によって人生を狂わされた」と意味深な言葉を残しており、自身はSDMを潰す“スパイ”だと宣言。晴原の目の前にいる命を救おうとする少年漫画のヒーローのような空気が危険だと指摘し、メモを片手に晴原の一挙手一投足に目を光らせる姿はヒール然としていたが、彼の手厳しい一言一言はSDMメンバーを揺さぶり、思いがけない方向に向かっていく。
視聴者を驚かせた展開の一つが、長らく別居状態にあった沢渡と立花のエピソード。二人の間に溝が生じた原因は、5年前に晴原の婚約者・灯(本田翼)が亡くなった豪雨の災害。この日、立花に代わってイベントに参加した秘書が災害で亡くなり、立花はこのときの夫の対応を責めてしまったことを後悔していた。序盤では沢渡が立花に離婚届を渡されていたが、ラストで再会した際には今度は沢渡が婚姻届を渡すという意外な成り行きに。
離婚届を提出したものの「このまま別居を続けていてもらちがあかない。前に進むために一区切りつけたはず。なのにこの言葉にできない寂しさは何?って思った」という沢渡。その後、おもむろに婚姻届を渡して「前とは違う空気感でやっていけるんじゃないか。そう思わない? 藍ちゃん」とアタック。いつもはクールな立花を「人前で下の名前で呼ばないで」と慌てさせる……という微笑ましい場面で、SNSでは「離婚届出して婚姻届w」「ここで婚姻届は面白いw」「役所の人迷惑だわw」と驚きや笑いで沸いていた。
そしてもう一つが、5年前の災害で晴原の子を身ごもりながら危険区域へ向かった灯を巡る新事実。沢渡は晴原に、生存者の身元は明かされていないがカギを握る人物が判明したこと、遺族のほとんどが月命日に合同慰霊碑に献花をする中、それを避けるように前日に参拝する人物がいることを報告。沢渡は「選べないものを選ぼうとしてはいけないというわたしの発言に真っ先に反応した人物ですよ」と続け、その先に映し出されたのが合同慰霊碑に手を合わせるSDM対策本部車ドライバー兼料理人の丸山ひかる(仁村紗和)だった。そこへ現れた晴原の姿に丸山が驚きの表情を浮かべる場面で幕を閉じ、ネット上では「どういうこと?」「ええええ!」「おやおや?」「謎が深まる」「気になる」とどよめきが起きていた。
なお、新メンバーとなった沢渡の影響力は絶大。序盤で晴原が雹が予測される市の防災危機管理課を訪れた際、危機感の薄い職員に怒号を飛ばし、そんな晴原に何か言いたげにしていた助手・雲田(出口夏希)に沢渡は“メモをとるといいですよ。いつか言語化できるようになりますよ”とアドバイスした。これが終盤に回収されることとなり、雲田は沢渡が言う通り晴原が生みだす空気には人を救う力もあるが危険な側面もあることを指摘。非常時こそ相手の気持ちに寄り添った言葉を選ぶべき、そういう空気を作り出すことを心掛けるべきだと訴えた。晴原はぐうの音も出ず「今後、留意する…」と小さく一言。部下に怒られる晴原が「かわいい」と視聴者をとりこにしていた。(石川友里恵)