「虎に翼」変顔シーンに涙 優三役・仲野太賀の名演に絶賛相次ぐ【ネタバレ注意】
伊藤沙莉が主演を務める連続テレビ小説「虎に翼」(NHK総合・月~土、午前8時~ほか)第40回が24日に放送され、出征する優三の悲痛な思いを繊細に表現した仲野太賀の名演が注目を浴びた。
【画像】僕の望みはトラちゃんが後悔なく人生をやりきってくれること…第40回振り返り
とうとう優三のもとにも召集令状が届いた第40回。出征前にしておきたいこととして、寅子(伊藤)と少しだけ出かけた優三(仲野)は、自分が弁護士として出世したいばかりに優三の優しさにつけ込んで結婚したことなどを謝る寅子に対し、自分の望みは寅子が好きに生きること、後悔せずに心から人生をやりきってくれることだと伝えた。
別れの時、うつむく寅子を見て元気付けようと変顔をするものの、うまくいかなかった優三。「ありがとう」と感謝を述べて戦地へ赴こうとする優三を、寅子は追いかけて、全力の変顔で送り出す。それを見て、変顔で返す優三は笑いながらも泣き顔で、言葉では表せないほどの思いがあふれ出る様子が、細かな表情の変化で見て取れた。
この名シーンに視聴者も涙。仲野の演技に対し「辛いのに笑うこの顔は本当に凄い」「天才的」「こんなに泣ける変顔があるか」と絶賛する声が相次いだ。
朝ドラ・110作目の「虎に翼」は、女性法律家の先駆者である三淵嘉子さんをモデルとしたオリジナルストーリー。日本初の女性弁護士で後に裁判官となった一人の女性が、困難な時代に道なき道を切り開き、苦境に立たされた人たちを救うために奔走する姿を描く。脚本は吉田恵里香。主題歌は米津玄師の「さよーならまたいつか!」で、語りを尾野真千子が担当する。(清水一)