吉田鋼太郎、宮世琉弥の演技に「涙が出ます」 「おいハンサム!!」初参戦の健闘称える
俳優の宮世琉弥が28日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた『映画 おいハンサム!!』(6月21日公開)完成披露舞台あいさつに登壇。人気シリーズへの初参加に「ド緊張していました」と語っていたが、共演者からは賛辞が届いていた。イベントには、主演を務めた吉田鋼太郎をはじめ、木南晴夏、佐久間由衣、武田玲奈、MEGUMI、浜野健太、山口雅俊監督も出席した。
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連続ドラマとしてシーズン2まで放送された伊藤理佐の漫画に基づく「おいハンサム!!」の劇場版となる本作。家族思いの父(吉田)と、恋や人生に迷う伊藤家3姉妹の奮闘を描く。宮世は、映画から登場する新キャラクターで、京都の和菓子屋の息子たかおを演じているが「出演が決まる前からドラマを観ていたので、その世界観に自分が入ることになると思うとド緊張でした」とオファーを受けたときの印象を述べる。
そんな宮世と劇中、対峙するシーンが多かった次女・里香役の佐久間は「伊藤家に新しい風を吹かせてくれました」と途中参加でありながら作品を動かす難役を演じ切った宮世を称えると「わたしとは年齢が10歳も離れているのですが、それを感じさせないぐらい素敵な佇まいがありました。わたしが頼らせてもらうぐらい」と振り返る。
一方の吉田は「最初元気がなくて暗い人なのかと思った」と印象を語るも「多分緊張していたんだろうね。それを最初は見抜けなかった」と笑う。宮世は「本当に緊張していました」と苦笑いを浮かべ、吉田は「でもとても礼儀正しくて優しさがにじみ出ている。彼のお芝居を見ていると涙が出ます。とても素敵でした」と宮世の演技の魅力に触れた。
現場ではとにかく可愛がられていたようで、宮世は「この間、僕は誕生日だったのですが、(長女・由香役の)木南さんからお祝いのメッセージとギフトをいただいたんです」と語ると、木南は「共演が多くて今回で3回目ぐらいなのですが、10代から知っている彼が20歳を迎えたので、とても大きな節目だと思ったんです。いつかお酒を飲みたいねという話をしていたので、その気持ちを込めて先にお酒を贈ったんです」と照れくさそうに語っていた。
新しいメンバーも加わり、さらにパワーアップした劇場版。しかし吉田は「映画といっても爆破炎上シーンなど、とんでもないことは起こりません」とあくまでドラマのテイストを壊すことはないと強調し、「ドラマからご覧になっている方の期待を裏切らない作品になっています。皆さんのお好きなエピソードがいろいろ詰まっています」とアピールしていた。(磯部正和)