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「ボルテスV」フィリピン実写版『ボルテスV レガシー』10.18公開決定!日本だけの“超電磁編集版”で上映

画像は『ボルテスV レガシー』より
画像は『ボルテスV レガシー』より - (c)TOEI Co. Ltd, Telesuccess All Rights Reserved

 1977年から1978年にかけて放送された東映のロボットアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」をフィリピンで実写化した『Voltes V: Legacy』が、『ボルテスV レガシー』の邦題で10月18日に日本公開されることが決定した。テレビアニメ第1話の放送日(1977年6月4日)から丸47年となる、2024年6月4日に発表された。

 「ボルテスV」は、地球に飛来したボアザン星人の侵略軍を相手に、主人公・健一をはじめとする5名の若者たちが、合体ロボット「超電磁マシーン ボルテスV」に搭乗して戦うロボットアニメ。敵を倒す爽快感、敵味方双方の人間ドラマ、“家族”という普遍的なテーマを扱った点は、現代のアニメ制作に大きな影響を与えた。

 日本放送からすぐに海外展開もスタート。特にフィリピンでは、親子の離別、主人公をめぐる衝撃的な展開、ボアザン星の設定を通じて差別問題に切り込むストーリーに多くの人々が惹き込まれ、主題歌「ボルテスVの歌」が“第2の国歌”と呼ばれるほど、圧倒的な人気を獲得した。そんなフィリピン人の熱烈な愛が実写化を決意させ、1本の映画と90話(1話25分前後)のテレビシリーズという形で結実した。

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 映画は字幕版に加えて、吹替版でも上映される。さらに、「ボルテスV」の熱狂的なファンである監督のマーク・A・レイエスは、日本での劇場公開のために“超電磁編集版”を用意。フィリピン版の映画には含まれないシーンを追加して再編集、CGシーンのクオリティーを全編に及ぶリマスター作業を敢行して大幅にアップさせた。レイエス監督は「『ボルテスV レガシー』の日本公開決定、おめでとうございます!『ボルテスV』への私たちの愛と情熱を感じて、楽しんでください!」とコメントを寄せている。

 劇場公開のほか、フィリピンで放送された「ボルテスV」実写テレビシリーズの特別編集版が TOKYO MX にて今秋放送予定。オリジナル版(全90話)も、日本展開に向けて準備が進められている。また、原作アニメ「超電磁マシーン ボルテスV」のネガスキャンHDリマスターBlu-rayが、9月11日に発売されることが決定。東映ビデオオンラインショップ販売の「限定予約版」には、貴重な設定資料集や復刻版台本が付属する。(編集部・倉本拓弥)

【ストーリー】

ある日地球は“ボアザン星”からやってきたプリンス・ザルドス率いる 軍隊からの攻撃を受ける。通常の兵器が全く通じない中、スティーヴ、ビッグ・バート、リトル・ジョンのアームストロング3兄弟とマーク・ゴードン、ジェイミー・ロビンソンの5人は、密かに製造されていた5機のマシンに乗り込み戦いに挑む。敵側は勝利を確実なものとするため、より強大な獣型ロボット“ビースト・ファイター”を繰り出してきた。5人はそれに対抗するため「レッツ・ボルトイン!」のかけ声とともにマシンを合体させ、巨大な人型ロボット“ボルテスV”となる。果たしてボルテス・チームの5人は、地球を守ることができるのか……。

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