サイモン・ペッグ、『ゴジラ-1.0』を「真のゴジラ映画」と大絶賛 日本語での鑑賞を推奨
映画『ミッション:インポッシブル』シリーズのベンジー役などで知られ、オタクを公言している俳優のサイモン・ペッグが現地時間3日、Instagramのストーリーを更新し、山崎貴監督が手がけた映画『ゴジラ-1.0』を「真のゴジラ映画」と大絶賛した。
2016年に『スター・トレック BEYOND』のプロモーションで来日した際は、日本行きの飛行機の中で『シン・ゴジラ』を鑑賞していたサイモン。その際に応じたシネマトゥデイの単独インタビューでは、「素晴らしい映画だと思った。日本がゴジラを取り戻したように感じた。彼は比喩的にも精神的にも日本にとってとても重要な存在だ。敬意をもって言っているんだけど、アメリカ版のゴジラ2作(ローランド・エメリッヒ監督版とギャレス・エドワーズ監督版)がどのように“文化の盗用”だったのかということを理解した。彼らはゴジラを“ただのモンスター”にした。街を襲うただの大きなモンスターにね。日本の歴史では彼にはそれ以上の意味があるんだ」と熱心に語るほどである。
昨年末にも『ゴジラ-1.0』の感想をInstagramのストーリーにアップしていたサイモンは、同作がNetflixで世界配信されたことを受けて「『ゴジラ-1.0』がNetflixで配信されている。未視聴の人は、是非観てくれ。『シン・ゴジラ』以来の最高のゴジラ映画だ」とアピール。戦後を舞台に、人々の潜在意識にある恐怖から誕生したゴジラを描く本作を「真のゴジラ映画だ」と絶賛し、「クソみたいな文化の盗用ではない」と続けた。
また、その翌日に再びストーリーを更新したサイモンは「きのうの補足になるが、『ゴジラ-1.0』を鑑賞する時は日本語で観てくれ。吹き替え版で観てはいけない。絶対にだ」と日本語での鑑賞を推奨。神木隆之介(敷島浩一役)や浜辺美波(大石典子役)らキャスト陣の演技、そして彼らが話す言葉に注目してほしいと呼びかけている。
日本映画で初めて米アカデミー賞視覚効果賞を受賞した『ゴジラ-1.0』は、サイモンのみならず、オスカー作品賞に輝いた『オッペンハイマー』のクリストファー・ノーラン監督、『スター・ウォーズ』シリーズを率いるルーカスフィルムのデイヴ・フィローニCCO(最高クリエイティブ責任者)、無類の怪獣好きで知られるギレルモ・デル・トロ監督ら世界のクリエイターが絶賛している。海外での『ゴジラ-1.0』旋風は止まることを知らず、Netflixの視聴ランキングとiTunesのチャートで同時に1位を獲得する、史上初の快挙を達成している。(編集部・倉本拓弥)