橋本愛、25年「べらぼう」で横浜流星と夫婦役 4年ぶり・4作目の大河出演
横浜流星主演の2025年放送の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」に橋本愛が出演することが10日、明らかになった。橋本が演じるのは、江戸のメディア王として時代の寵児になった主人公・蔦屋重三郎(横浜)の妻てい。橋本にとって大河ドラマへの出演は2021年放送の「青天を衝け」以来4年ぶり、4作目となる。
大河ドラマ第64作となる本作は、喜多川歌麿、葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴を見出し、東洲斎写楽を世に送り出した蔦屋重三郎を主人公にしたストーリー。脚本を、大河ドラマ「おんな城主 直虎」、NHKドラマ「大奥」シリーズなどの森下佳子が務める。
橋本が演じるていは本屋の娘で、重三郎の後半生を共に歩む妻。謹厳実直(きんげんじっちょく)で控え目な女性だが、それゆえに損ばかりをしてきた過去をもつ。ある種、世慣れた遊女たちが集まる吉原で育った重三郎(横浜流星)にとっては非常に慣れないタイプの女性であり、ていにとっても蔦重はその出自も含めて受け入れがたい存在であった。しかし「本を愛する」という一点については共通しており、それが二人の絆となり、いつしかかけがえのない存在となっていく。
橋本はにとって大河ドラマへの出演は「西郷どん」(2018)、「いだてん~東京オリムピック噺~」(2019)、「青天を衝け」に続き4作目。「青天を衝け」でも主人公・渋沢栄一(吉沢亮)の妻を演じていた。橋本はていを演じるにあたり以下のようにコメントを寄せている。
「このたび蔦屋重三郎の妻、ていを演じさせていただきます。どんな人物であったのか、夫とどんな関係性であったのかなど、彼女についての情報は全くといっていいほど残されていません。だからこそ、森下さんの描くていの姿を、自由に、豊かに演じられたらと思います。蔦屋重三郎という人物が一体どんなふうに描かれているのか、とても楽しみです。彼について調べていくうちに抱いたイメージは、野心や反骨心、生命力に溢れる人だということです。横浜さんがどのように演じられるのか、その姿を妻の立場として、どのような目線で見つめるのか。今はまだ未知ですが、とても楽しみにしています。これまでに参加させていただいた大河ドラマの作品はどれも宝物で、その存在、その経験が私を生かしてくれている、と感じることが何度もあります。今回の作品も自分にとって大事なものに、そして見てくださる方々にとって愛すべき存在となるよう、少しでも尽力できたらと思っています」
キャストはこれまで渡辺謙、宮沢氷魚、染谷将太、片岡愛之助、小芝風花、高橋克実、中村蒼、正名僕蔵、山路和弘、伊藤淳史、六平直政、福原遥、水野美紀、久保田紗友、小野花梨、東野絢香、中島瑠菜、かたせ梨乃、西村まさ彦、尾美としのり、橋本淳、芹澤興人、水沢林太郎、里見浩太朗の出演が発表されている。(編集部・石井百合子)