マーベル新作『ブレイド』また監督降板
マーベル・スタジオが人気ヴァンパイアハンターを再び映画化する『ブレイド(原題) / Blade』から、ヤン・ドマンジュ監督(ドラマ「ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路」)が降板したとTheWrapなどが報じた。
ドマンジュ監督は数週間前に『ブレイド(原題)』から離脱しており、別れは友好的なものだったとのこと。同作に関しては2022年、撮影開始直前に当初メガホンを取る予定だったバッサム・タリク監督が降板しており、これで2人目の監督降板となる。なお、タリク監督の離脱理由は当時、制作スケジュールの変更によるものだと説明されていた。
人間とヴァンパイアの混血として生まれたヴァンパイアンター・ブレイド役には、変わらず『グリーンブック』などのオスカー俳優マハーシャラ・アリが決まっている。現在、『ブレイド(原題)』の脚本を執筆しているのは、『マイティ・ソー バトルロイヤル』『ブラック・ウィドウ』など多くのマーベル作品を手掛けているエリック・ピアソンだ。
今年5月には、米ウォルト・ディズニー・カンパニーのボブ・アイガーCEOが、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品の製作を減らし、映画は1年に2本程度に絞る予定だと投資家向けの収支報告の中で発表していた。そのため、『ブレイド(原題)』に関しても公開を急ぐ必要がなくなり余裕が生まれ、作品の質を上げることを重視しているのだという。まだ全米公開日は2025年11月7日に設定されたままだが、これは延期となりそうだ。
過去にはウェズリー・スナイプス主演で3本の映画が製作されているブレイド。新作ではMCUのもと新たな物語がつづられる。(編集部・市川遥)