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スター・ウォーズ、ウォーキング・デッド、MCUを経て…17歳天才子役が掴んだ夢の大役

笑顔がチャーミング!来日したケイリー・フレミング
笑顔がチャーミング!来日したケイリー・フレミング

 映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)、海外ドラマ「ウォーキング・デッド」(2010~2022)、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)ドラマ「ロキ」(2021)などに出演してブレイクした天才子役ケイリー・フレミング(17)。初主演映画『ブルー きみは大丈夫』(全国公開中)を引っ提げ来日したケイリーがインタビューに応じ、17歳にして掴んだ夢の大役について語った。

【画像】可愛すぎる!初来日したケイリー・フレミング

 『ブルー きみは大丈夫』は、母親を亡くした孤独な少女・ビー(ケイリー)と子供だけに見える不思議な存在・ブルー(声:スティーヴ・カレル)を巡るファンタジー。子供たちが大人に成長したことで友達がいなくなり、消えてしまう運命にあったブルーや仲間たちを救うため、ビーはブルーが見える隣人(ライアン・レイノルズ)の助けを借り、冒険へと繰り出す。

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 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でデイジー・リドリーふんする主人公・レイの幼少時代を演じたケイリー。来年で10周年を迎える同作について「時が経つのが本当に早くてビックリ! 60秒間ただ泣いているだけのオーディションテープを送ったことを覚えています。撮影では、ロサンゼルスで再現した砂漠のセットで1日中泣いていました。(監督の)J・J・エイブラムスに『撮影が終わったら、カリフォルニアで何がしたい?』と聞かれたので、私は『ディズニーランドに行きたい!』と答えて……撮影終わりに行きました(笑)」と当時を懐かしむ。

劇中では大好きなダンスを披露! - (C) 2024 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

 『ブルー』では、忘れ去られたイマジナリー・フレンド(想像上の友達)と大人に成長したかつての友達を再び結びつける13歳のビーを演じている。「この役は私が夢描いていた役なんです」と目を輝かせたケイリーは、「この作品のような楽しい映画にずっと出てみたくて、その夢が叶いました。お芝居もできるし、1歳から練習してきたダンスも披露できる。この2年間、ずっと夢を見ているような感覚で、今でも(自分の名前が最初にクレジットされていることが)信じられません」と現在の心境を明かした。

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 本作の直前まで撮影していた「ウォーキング・デッド」では、ジョージア州の森林で無数のゾンビと対峙していたケイリー。撮影現場には役者が特殊メイクをしたゾンビが存在するが、本作ではフルCGで表現されたイマジナリー・フレンドたちと演技をする必要があった。演技する相手が見えない環境で、ケイリーはどうやって撮影に挑んだのだろうか?

 「『ウォーキング・デッド』も『ブルー』と似ている部分はあります。ウォーカー(ゾンビ)は確かに現場にはいますが、その多くがVFX処理だったりします。『ブルー』の撮影前には、ニューヨークで一週間の準備期間があって、そこで映画について学ぶことができました。(監督の)ジョン・クラシンスキーがイマジナリー・フレンドの写真を見せてくれて、実際の動きも教えてくれたんです。一緒に脚本を読んだり、すごく助けになりました。役者人生で一番濃い時間だったと思います」

名コンビの予感! - ケイリー&ライアン

 ケイリー&ライアンのコンビが魅せる息のあった掛け合いも、本作の見どころの一つだ。ライアンについて、ケイリーは「彼はとってもいい人。共演できたのは、とても幸運なことです。彼の演技を見学していると、今まで思いつかなかった新しいアイデアが浮かんできたりして、役者としての経験値も上がった気がします」と回顧。撮影中はライアンらしいアドリブも炸裂していたそうで、「笑ってしまわないように、とにかく耐えていました。彼のアドリブで笑わないなんて至難の業です(笑)」と振り返った。

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 劇中では、ビーが涙を流すエモーショナルなシーンも登場する。台本を覚える際、ケイリーはあまりに感動的な内容で涙が止まらなかったといい、「セリフ1行すら覚えることができませんでした」とも語る。「私の台本には、涙の跡がたくさんあります。ジョンは感動的なシーンを最後まで残していて、撮影も特別な時間になりました」

FW
ポスターのライアンを見てこの表情!

 ケイリーといえば、「ウォーキング・デッド」シーズン9から行方不明となった主人公・リックの娘ジュディスを演じ、日本でも多くのファンを獲得した。メインシリーズは、2022年のシーズン11で完結したが、ケイリーは今もクランクアップの日を思い出すことがあるそうだ。「とても悲しい日でした。撮影後は、共演者とフロリダのディズニーワールドに行って、ドラマの終了を祝福しました」

 また、MCUドラマ「ロキ」ではソフィア・ディ・マルティーノふんするシルヴィの幼少期を演じた。撮影時には、主演のトム・ヒドルストン(ロキ役)にも会うことができたといい「彼は背が高くて、とてもいい人。初対面だったので、緊張しすぎて固まってしまいました」と嬉しそうに語った。

 これまで出会った作品の中で、もう一度演じてみたいキャラクターを聞いてみると、ケイリーは「シルヴィです」と即答。「シルヴィをもう一度演じることができたらすごく嬉しいです。マーベルでの経験は、とてもエモーショナルなものでした。小さな役でしたが、機会があればもう一度(MCUに)戻りたいです」と意欲を見せていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

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