中国SF「三体」映画化決定 巨匠チャン・イーモウ監督がメガホン
中国の作家・劉慈欣(リウ・ツーシン)のベストセラーSF小説「三体」を、『HERO』『LOVERS』などの巨匠チャン・イーモウ監督が映画化することが決定した。現地時間16日、中国・上海で開催中の「第26回上海国際映画祭」で発表された。
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Varietyなどによると、映画化は中国の大手映画スタジオ「光線伝媒」のワン・チャンティエン会長が発表したもの。製作は初期段階にあるという。チャンティエン会長は「チャン・イーモウ監督が原作小説のエッセンスをつかみ、飛躍的な進展とイノベーションをもたらし、国際的なマーケットで成功をおさめることを願っています」と期待を寄せている。
「三体」は、人類に絶望した中国人エリート女性科学者が放った電波を発端とする、人類と異星人「三体星人」の長きにわたる戦いを描いたSF巨編。今年3月には、「ゲーム・オブ・スローンズ」製作総指揮のデヴィッド・ベニオフ&D・B・ワイスが手がけたNetflix実写版が配信されており、早くも続編制作が決まっている。(編集部・倉本拓弥)