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『クワイエット・プレイス:DAY 1』人間を狩る“奴ら”が手こずる瞬間も…前日譚で見られる変化

地下にも“奴ら”が…『クワイエット・プレイス:DAY 1』より
地下にも“奴ら”が…『クワイエット・プレイス:DAY 1』より - (C) 2024 PARAMOUNT PICTURES

 「音を立てたら、即死」というキャッチコピーで大ヒットしたホラー映画『クワイエット・プレイス』シリーズの最新作『クワイエット・プレイス:DAY 1』を手がけたマイケル・サルノスキ監督が、音に反応して人間を狩るクリーチャーの変化について語った。

【動画】音を立てたら即死…『クワイエット・プレイス:DAY 1』本予告

 突如襲来した“奴ら”によって文明崩壊した世界で生き残る、とある家族の姿を描いてきた同シリーズ。最新作はタイトルの通り、“奴ら”の地球襲来によって世界が沈黙した最初の日(=DAY 1)を描く。キャストも一新され、主人公・サミラを『ブラックパンサー』シリーズのルピタ・ニョンゴ、彼女と共に行動するエリックをNetflixドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のジョセフ・クインが演じる。

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 前2作のジョン・クラシンスキー監督からメガホンを引き継いだサルノスキ監督は、前日譚を撮るにあたって、人間とクリーチャーのバランスを意識して製作に挑んだという。「常にバランスが重要です。というのも、前作が素晴らしかったのは、クリーチャーについて多くを語らず、登場人物たちの視点に焦点を絞っていたからです。その手法を維持したいと考えていました。この映画は、登場人物たちがこの出来事を地上の視点からどのように体験しているかを描いていますから」

 観客が登場人物の一歩先を行く時に「サスペンスが生まれるチャンス」があると、サルノスキ監督は力説する。「観客は、登場人物たちがこれらのルールを学び、人々が初期段階でこの出来事にどのように対処したかを見て経験したいのです。しかし同時に、観客たちはこれらのルールの多くをすでに知っています。観客にエキサイティングなものを見せ、満足させつつ、前2作を繰り返さないという絶妙な駆け引きがなされています」

主演のルピタ・ニョンゴに指示を出すマイケル・サルノスキ監督 - (C) 2024 PARAMOUNT PICTURES

 聴覚が優れたクリーチャーたちは、音に反応して人間に襲いかかる。過去作では、人間をいとも簡単に狩っていたが、大都会のニューヨークに襲来した直後は、彼らにも混乱が見られるという。

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 「本作では、彼らは狩猟対象を見極めなければならず、少し手こずる様子もあります。ニューヨークでは、クリーチャーを混乱させる音がたくさんあります。しかし彼らはとても丈夫で凶暴なため、それはあまり妨げにはなりません。この街では、キャラクターたちが生き残るために用心し、活用しなければならない音がたくさんあります。街はクリーチャーにとって、まったく新しい遊び場となります。本作はより高低を感じられる映画です。高いビルのある街にいるわけですから。高層ビルを活用することができるのです」

 今作での変化はクリーチャーの特徴だけでなく、その数にも見られるという。サルノスキ監督は「この映画では、何千もの、数えきれないほどのクリーチャーが登場することでしょう」と明かし、ニューヨークがクリーチャーの巣窟になることを予告している。「私たちは偶然にも、多くのクリーチャーが上陸した温床にいるのです。ニューヨークはとても騒がしい街なので、多くのクリーチャーたちが集まってくる場所です。このようなクリーチャーの群れがどのようなものなのかを、謎めいた感覚を保ちつつ描くというバランスが必要でした。特に、このクリーチャーについてまだよく知らない登場人物たちにとっては、です。神秘性を保ちながら、スケール感を出したいと考えていました。彼らがあらゆる場所にいるように感じられると思います」(編集部・倉本拓弥)

映画『クワイエット・プレイス:DAY 1』は全国公開中

圧倒的緊迫感! もはや絶叫不可避!映画『クワイエット・プレイス:DAY 1』本予告 » 動画の詳細
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