多部未華子、ディズニー&ピクサー声優挑戦に緊張 キャラ名にかけ「とてもシンパイです」
女優の多部未華子が2日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画『インサイド・ヘッド2』(8月1日公開)吹替版完成披露舞台あいさつに、大竹しのぶ、横溝菜帆、マヂカルラブリー村上、小清水亜美と共に登壇。世界中で大ヒットを記録している本作に初参加となった多部は、自身が声を担当するキャラクター、“シンパイ”の感情に引っ掛け「いまとても心配です」と心境を告白していた。
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本作は、『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』『リメンバー・ミー』シリーズなどを手掛けたディズニー&ピクサーが、誰の中にも広がっている“感情たち”の世界を舞台に描く大ヒットアニメ『インサイド・ヘッド』(2015)の続編。大人になるにつれて増えていく感情をテーマに、成長した主人公・ライリーの頭の中に渦巻く感情たちの物語がつづられる。
多部が演じるのは、ライリーが思春期を迎えたことで登場した大人の感情・シンパイ。本作は、アニメーション映画史上最速で10億ドル(約1,600億円・1ドル160円計算)を突破するなど、世界中で大ヒットを記録している。多部は「とてもファンが多い作品で、パート2も心から待ち望んでいる方がたくさんいるんだろうなと思います」と語ると「ニューキャラである“シンパイ”を演じて、いまとても“心配”です」とキャラ名にひっかけて、やや不安な気持ちを明かす。
収録中も「いっぱいいっぱいでどう表現したらいいのか」と試行錯誤だったという多部。かなり強烈なキャラクターということも理解していたようで、スタッフからは「共感して演じることができないかもしれません」と言われていたという。しかし完成した作品を観た多部は「誰しも感じたことがある感情でグッとくる。とても共感できました。シーンは少ないですが、(ライリーの)ご両親の感情にも、感情移入できます」と親としての顔を見せる一幕も。
一方、前作に引き続き、内気で泣き虫だけど実は誰よりもやさしい感情“カナシミ”を演じる大竹は「またあの“カナシミ”に会えると思うと嬉しくて嬉しくて」と満面の笑みを浮かべ「前作から9年経っていますが、体のなかには感情が残っていました。懐かしいと思いながらアフレコをしました」と振り返る。
そんな大竹は「人は“ヨロコビ”の感情になるために、“シンパイ”や“ハズカシ”、“カナシミ”がいるんだなと感じることができる作品。皆さんの心が“ヨロコビ“の感情でいっぱいになることを願っています」と作品の魅力を語っていた。(磯部正和)
映画『インサイド・ヘッド2』は8月1日より全国公開