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『ガメラ3 邪神<イリス>覚醒』ガメラ永久保存化プロジェクトが始動

G3ガメラの復元プロジェクトが始動
G3ガメラの復元プロジェクトが始動 - (C)KADOKAWA TNHN / 1999 (C)特撮の DNA 製作委員会

 平成ガメラ三部作の最終章『ガメラ3 邪神<イリス>覚醒』(1999)に登場するガメラ(G3ガメラ)の復元を目指すクラウドファンディングの募集が、ガメラを未来につなぐプロジェクト「ガメラ永久保存化計画」の第二弾として7月4日からクラウドファンディングサービス「うぶごえ」で実施されることが決定した。

『ガメラ3 邪神<イリス>覚醒』予告編

 「ガメラ永久保存化計画」は、『ガメラ 大怪獣空中決戦』(1995)に登場するガメラ(G1ガメラ)を当時の姿で蘇らせることを目的として2021年12月に発足。多くのファンから賛同が集まり目標を達成した。そして、『ガメラ3』の公開から25年を迎えた2024年、プロジェクトの第2弾として、KADOKAWA監修のもと、G3ガメラの永久保存化を目指す。

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2024 年現在のガメラの様子

 7月4日(20:00~)から募集を開始し、8月31日(~23:59:59)に終了予定。目標額は1,320万円で、All or Nothing 方式(目標金額に達しない場合は全て返金となり、計画の実行および返礼品の送付もなし)で実施される。ガメラの完成は2024年11月末以降を予定しており、スーツの修復は前回に引き続き、平成ガメラ三部作の造型を手掛けた原口智生が担当する。

返礼品の一部「ガメラ3 マペット頭部(レプリカ)」

 プロジェクトの返礼品は、2020年、2022年と平成ガメラ展を開催してきた「特撮のDNA」の協力を得て、展示品から特に人気の高い造型物やプロップをセレクト。老舗ソフビメーカー「M1号」が制作するオリジナルモールド(型)を用いた精巧なレプリカや公開当時には作られなかった劇場用宣材「ロビーカード」風の大判カードセットなどをラインナップ。また『ガメラ3』の撮影でも使われた角川大映スタジオ(東京調布)にて、本プロジェクトで蘇ったガメラを設置した合同撮影会に参加することもできる。

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原口智生コメント

ガメラの現状を視察する原口智生

「ガメラ永久保存化計画」 サポーターの皆様へ
「平成ガメラ」シリーズで怪獣造型を担当した原口智生です。
前回第一弾プロジェクトでは皆様の熱い御支援のおかげで撮影当時のG1ガメラの姿を復元・保存することが叶いました。 本当にありがとうございました。
今年は日本の怪獣映画のVFX・CGIがハリウッドのアカデミー賞を授与されるという栄誉ある出来事がありました。
そして、本年は『ガメラ3 邪神<イリス>覚醒』の公開から、 なんと25年!・
皆様もご存知のように、本作はGCIも一部用いられ製作されましたが、 「ガメラ」自体の多くは昭和から続く手法、 着ぐるみ、 造型物によって撮影されました。
撮影終了後、当時の角川大映の依頼で我らガメラ造型部はオリジナルモールドを使い、公開に合わせて舞台となった京都駅での展示会のために撮影着ぐるみ同様のG3ガメラを製作しました。
しかし、そのガメラも25年もの歳月を経た現在やはり残念なことに、 撮影用着ぐるみ同様ゴムやウレタン樹脂は加水分解が進み、 劣化が著しい状態です。
そこで、今回も耐久性に優れた素材を用いて、このG3ガメラの復元プロジェクトを成功させたいと思います。
そして、『ガメラ 大怪獣空中決戦』(1995)公開から30年、ガメラ誕生から60年という節目を迎える来年、残るG2ガメラの復元に向けて、 このまたと無い機会にガメラ達の雄姿を永久保存出来たら! と思います。
このプロジェクト成功、実現のために是非共、 皆様の御支援、よろしくお願い致します。

映画『ガメラ3 邪神<イリス>覚醒』予告編 » 動画の詳細
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