あのシーン覚えてる?『インサイド・ヘッド2』は前作ラストから生まれた!
ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』はどのようにして生まれたのか、監督のケルシー・マンとストーリー・アーティストのレベッカ・マクベイが語った。
【画像】思春期に入ったライリーの頭の中に登場した“シンパイ”
少女の頭の中の世界を描き、第88回アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞した映画『インサイド・ヘッド』の続編となる本作。ヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリはライリーが幸せに暮らせるように奮闘する毎日を送っていたが、ある日突然“思春期”と書かれた赤いランプが鳴り響き、感情たちが暮らす司令部が壊されてしまう。そこに新たに登場したのが、ちょっと大人な感情であるシンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシだった! 8月1日の日本公開を前に、現時点で世界興行収入12億6,791万8,459ドル(約2,029億円)を記録する大ヒットとなっている。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル160円計算)
続編制作にあたってマン監督は、オリジナル版の監督でピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)でもあるピート・ドクターと共に前作を見直した。マン監督は「映画を観ながら、僕はピートにたくさん質問をして話をしました。映画は『ライリーは12歳。これからも楽しみだね!』というセリフで終わりますが、それを聞いて『僕たちはこれについて話を語るべきです。この問いに答える映画にしましょう』と言いました。ストーリーのアイデアは、『インサイド・ヘッド』のラストシーンから生まれました」と打ち明ける。
ストーリー・アーティストのレベッカ・マクベイも、「前作『インサイド・ヘッド』の最後のシーンにアラート(“思春期”と書かれた赤いランプ)が出てくるので、『インサイド・ヘッド2』ではあれが鳴らないといけない、とわたしたちは思っていました」と続編はドクター監督が残した仕掛けから、自然な形で誕生することになったと振り返っていた。(編集部・市川遥)