『デッドプール&ウルヴァリン』監督、『LOGAN』へ最大限のリスペクト 劇中でマンゴールド監督への愛を表現
マーベル・スタジオ最新作『デッドプール&ウルヴァリン』(全国公開中)を手がけたショーン・レヴィ監督が、韓国・ソウルでインタビューに応じ、ウルヴァリンの単独映画『LOGAN/ローガン』(2017)への思いや、同作を監督したジェームズ・マンゴールドとの交友関係を語った。
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『LOGAN/ローガン』は、ミュータントが絶滅の危機に瀕した世界を舞台に、傷だらけのローガン/ウルヴァリン(ヒュー)が、唯一の希望となる少女ローラ(ダフネ・キーン)を守るために戦ったR指定映画。劇中ではウルヴァリンの壮絶な最期が描かれ、同作をもってヒューは一度ウルヴァリン役からの引退を宣言していた。
ところが、『デッドプール&ウルヴァリン』でヒューはもう一度ウルヴァリンを演じることに。彼がいかにしてマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に合流するのか、その方法に期待しているファンも多い。
レヴィ監督は、「私も皆さんと同じように『LOGAN/ローガン』を鑑賞しています。あの作品は傑作だと思っています。劇場鑑賞した際、すぐにマンゴールド監督に電話したんです」と『LOGAN/ローガン』公開当時のエピソードを明かす。
「あなたと面識はありませんが、あなたの映画が大好きです。この映画が一番好きです。よかったら一緒にランチしませんか? と(電話で)誘いました」と続けたレヴィ監督。その後、マンゴールド監督とのランチが実現し、レヴィ監督は『LOGAN/ローガン』について話を聞くことができたそうだ。
もちろん『デッドプール&ウルヴァリン』の製作は、マンゴールド監督にも報告済みだ。「彼は、私たちの作品が『LOGAN/ローガン』と似たようなことはしないと理解していました。『デッドプール&ウルヴァリン』の製作に関わる者全員がウルヴァリンのファンであり、『LOGAN/ローガン』のファンであることも理解していました。なので、私たちは『LOGAN/ローガン』のレガシーで遊びながら、同時に最大限のリスペクトを込めました」
また、劇中ではマンゴールド監督への愛を表現したシーンも存在するという。本作には、膨大な数の小ネタやジョークが仕組まれており、レヴィ監督は「多くのジョークがとても速いスピードで登場します。ライアン(・レイノルズ)は、ジョークのために映画のペースを落としたくないとこだわっていたからです。まずは(本編を)楽しんでいただいて、もう一度観てもらって、今度は違うジョークを楽しんでほしいです」とリピート鑑賞を推奨していた。(取材・文:編集部・倉本拓弥).