「地面師たち」ヴィンテージ・ウイスキーの総額は4,000万!リアリティーを追求したこだわりが光る小道具
Netflixで7月25日から世界独占配信され、「今日のTV番組TOP10(日本)」で連日1位を獲得している話題のドラマシリーズ「地面師たち」。100億円という前代未聞の巨額詐欺を描いたクライム・サスペンスである本作は、美術や小道具、ロケ地選びに至るまで、リアリティーを追求したこだわりが詰まっている(以下、作品の内容に一部触れています)。
本作は、映像化困難と言われた小説家・新庄耕の同名クライムノベルを、綾野剛と豊川悦司のダブル主演で、大根仁監督が実写化。不動産売買を餌に巨額の金を騙し取る詐欺師集団・地面師グループのメンバーを豊川、綾野、北村一輝、ピエール瀧、染谷将太、小池栄子が演じるほか、リリー・フランキー、池田エライザ、山本耕史らが共演する。
公式資料によると、「犯罪ものだからといって、ダークで重い映像ルックではなく、全体的にリッチでラグジュアリーかつ POPなもの」を意識したという大根監督。実際に起きた事件を参考にしつつも、“前代未聞の巨額詐欺”をエンターテインメントとして描くため、「詐欺で使う偽造書類や免許証やパスポートなどは完璧に偽造しましたよ(笑)。今回の美術・小道具チームはその気になれば地面師詐欺ができると思います(笑)」と語る一方で、「嘘をつくところは徹底して嘘をつきました」とも明かしており、リアリティーとファンタジーのバランスに徹底したこだわりを見せたという。(※パスポートや運転免許証の偽造は犯罪です)
ちなみに、豊川演じる地面師グループの狂気的なリーダー、ハリソン山中が集めているヴィンテージ・ウイスキーはすべて本物であり、劇中に登場する棚に並ぶ総額は4,000万円ぐらいなのだとか。ウイスキーに関するエピソードが会話にも盛り込まれていたり、エンドクレジットには“ウイスキー監修”まで登場しており、そのこだわりにSNSでも「ウイスキーが豪華すぎる」「名品揃い」「すんごいウイスキーたくさん出てきてそっちに目がいく笑」「でてくる数々のウイスキーがエグすぎる」と盛り上がりを見せている。(高橋理久)