中島健人&miletが夫婦役の恋愛映画、タイトル決定 グループ卒業後の主演「大きな節目」
中島健人が主演、シンガーソングライターのmiletがヒロインを務める新作映画のタイトルが『知らないカノジョ』に決定し、2025年2月28日に劇場公開されることが明らかになった。あわせて、大学時代の主人公&ヒロインを捉えた場面写真が公開された。
【画像】 パラレルワールドに迷い込んだ男の葛藤…原作の仏映画『ラブ・セカンド・サイト』
本作は、2021年に公開されたフランス映画『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』を現代の日本ならではの舞台、キャラクター設定に一部改変しリメイクしたファンタジック・ラブストーリー。監督は『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』(Netflixで独占配信中)の三木孝浩が務めた。
大学時代にお互い一目惚れして結婚したリク(中島)とミナミ(milet)。小説家を目指していたリクは、ミナミのサポートの甲斐もあり、人気ベストセラー作家に。一方、歌が好きだったミナミは歌手の夢がままならず、毎日仕事ばかりで忙しいリクとのすれ違いの生活に孤独を感じていた。ある日、リクの心ない一言がきっかけで二人は大喧嘩し、翌朝リクが目を覚ますとミナミの姿はなく、出版社に打ち合わせに行くも出会う人々と全く話がかみ合わないことに戸惑いを覚える。人気作家だったはずの自分は文芸誌の一編集部員になっていて、街には天才シンガーソングライターとして活躍する、自分とは知り合ってもいない“前園ミナミ”の姿と曲が溢れていた。
撮影は3月から5月にかけて行われ、クランクアップしたばかりの中島は「感慨深いです!」と興奮気味に語る。「個人的にグループを卒業してターニングポイントの時期に迎えた作品でもあるので、自分の人生の中で本当に大きな節目になる作品」であると続け、miletとの共演について「お互いに良い呼吸でお芝居できたと思います」「miletさんがアドリブで引っ張ってくれた部分もあって、すばらしかったです。自分も感化されて刺激を受けた」と振り返った。
また、初の映画出演となるmiletも「自分が普段大好きで観ている映画というものが、こんなに長い期間同じメンバーで1つの目標に向かって走り続けるものなんだ」と実感したといい、「映画の内側に入るのがすごく楽しかった」とコメント。夫婦役を務めた中島に「1つのものを作るということに対する愛情や、その真摯な姿勢がものすごくまっすぐで素敵でした。私もそこから色々学ばせていただくところが多かったです」と感謝を述べている。
中島とmiletのコメント全文は以下の通り。(編集部・倉本拓弥)
中島健人(神林リク役)
感慨深いです。個人的にグループを卒業してターニングポイントの時期に迎えた作品でもあるので、自分の人生の中で本当に大きな節目になる作品だと思っています。僕が10年以上憧れだった三木監督と、ようやく銀幕の舞台でお仕事できて本当に嬉しいですし、日本の歌姫と言われているmiletさんと映画で共演できることも本当に光栄に思っております。
いいターニングポイントで三木監督と出会えたなと思うし、監督もこのタイミングだったんじゃないかと言ってくださってすごく胸を打たれました。三木監督の作品を今演じるのはすごく自分にとって意味があるし、今じゃなきゃダメだったんだとクランクアップして強く思っています。
miletさんとはお互いに良い呼吸でお芝居できたなと思います。TVで見ている歌手の方だったので演技のイメージが全然なかったのですが、読み合わせの時からすごく映画慣れしているような空気感で、クランクインして最初のほうは1日中点描でアドリブの多いシーンを撮影したのですが、まだ距離感や関係値がないなかでアドリブをやるのは難しいんです。でもmiletさんがアドリブで引っ張ってくれた部分もあって、すばらしかったです。自分も感化されて刺激を受けて、リクとしてミナミと呼吸を合わせにいくのが日に日に楽しくなっていきました。
milet(前園ミナミ役)
初めての映画出演での演技経験で不安だったのですが、毎日楽しい三木組で、毎日明るいリクくんに引っ張ってもらいながらミナミを演じることができました。
自分が普段大好きで観ている映画というものが、こんなに長い期間同じメンバーで1つの目標に向かって走り続けるものなんだというのを自分が内側に入って体感し、普段自分が活動している音楽の現場とは全く違う世界だなと思いました。自分の知らない自分とも出会っていくというこの過程が、本当に毎日が自分の変化に気づける時間で、ものすごく私の人生のためにもなったし、どんどんミナミのことも好きになっていけて、映画の内側に入るのがすごく楽しかったです。
そして、リクくんにもたくさん色んな感情をもらいました。ちゃんとお話しするのも今回初めてでしたが、想像以上にすごく明るくて面白い方で、場の空気を作り上げてくださり、1つのものを作るということに対する愛情や、その真摯な姿勢がものすごくまっすぐで素敵でした。私もそこから色々学ばせていただき、リクくんとも出会えてよかったです。
大好きな三木監督の作品で初めての映画出演というのが忘れられない人生の経験になりました。これからもこの経験を活かして色々なことに挑戦していきたいと思います。