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「光る君へ」F4が宴で食した肉は雉!「源氏物語」につながる会話も話題

左から藤原道長(柄本佑)、藤原斉信(金田哲)、藤原行成(渡辺大知)、藤原公任(町田啓太)
左から藤原道長(柄本佑)、藤原斉信(金田哲)、藤原行成(渡辺大知)、藤原公任(町田啓太) - (C)NHK

 吉高由里子が紫式部(まひろ)役で主演を務める大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)の4日放送・第30回では藤原道長(柄本佑)、藤原公任(町田啓太)ら“平安のF4”がそろい宴で盛り上がるさまが描かれ、その話題が注目を浴びた(※一部ネタバレあり)。

【画像】F4の宴席に登場した料理

 第30回「つながる言の葉」は、まひろの夫・宣孝(佐々木蔵之介)が亡くなってから3年後の設定。干ばつが都を襲い、200年ぶりに帝がみずから雨乞いするほどになったが成果はなく、追い詰められた左大臣・道長は隠居していた安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)に助けを乞う。道長の悩みは尽きず、亡き皇后・定子(高畑充希)に心を囚われ、娘の彰子(見上愛)のもとに渡ろうとしない一条天皇(塩野瑛久)のことで妻・倫子(黒木華)との仲もぎくしゃく。そんな道長に、晴明は道長の心の中に浮かんでいる人物が彼を照らす光だと助言する。

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 後半では道長が公任、斉信(金田哲)、行成(渡辺大知)を土御門殿に招いて宴を行うさまが描かれ、公任らは苦労が絶えない道長を「帝の気を引くのは難しいなあ。亡き人の思い出は美しいままだ」(公任)、「(清少納言が定子のことを綴った)『枕草子』の力はますます強まっております」(行成)と慮った。何か策はないかという流れの中で行成が、帝は書物を好むため「枕草子」を超える面白い読み物があれば気持ちが和らぐのではないかと提案。公任は、妻・敏子(柳生みゆ)が行う学びの会に“面白い物語を書く女”がいて、四条宮の女たちの間で大評判だといい、その主がまひろであることを明かした。

 道長、公任、斉信の髭ビジュアルが「ダンディ」「凛々しく美しい」と反響を呼び、久々のF4集結に「久し振りのF4揃い踏み眩しかった」「豪華な飲み会」と歓喜の声。肉をメインにしたメニューが「平安流バーベキュー」「ビアガーデン」と注目を浴び、まひろの名を持ち出した公任に「おお、公任が繋げてきた」「公任経由で来るとは」と反応する声や、為時(岸谷五朗)の娘と聞いて「あの地味な女だ」と思い出す斉信に「記憶力良すぎ」との声も。

 道長が開いた宴は平安時代に鍋でもてなす羹次(あつものついで)という宴席。串刺しの肉と鍋に用いられた肉はいずれも雉で、魚は鮎が用いられている。次回・第31回の予告にはまひろの語りとして「源氏物語」の冒頭「いづれの御時にか……」が登場していることからも、行成が口にした「『枕草子』を超える面白い読み物」や公任の「面白い物語を書く女」の話題は「源氏物語」の布石とみられる。

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 なお、斉信が口にした「地味な女」とは、第7回の打毬(だきゅう)試合後に姫たちの“品定め”をするなかで、まひろを表した言葉。「(まひろに対して)あれは地味でつまらん」(公任)、「あれはないな」(斉信)、「女ってのは本来、為時の娘みたいに邪魔にならないのがいいんだぞ。あれは身分が低いからダメだけど」(公任)、「女こそ家柄が大事。そうでなければ意味がない」(公任)など言いたい放題。偶然会話を聞いてしまったまひろがショックを受けるという場面だった。

 8月11日はパリオリンピック放送のため休止。第31回「月の下で」は18日に放送される。(石川友里恵)

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