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「仮面ライダーガヴ」主人公は異世界から来た青年 知念英和、「ゼロワン」を参考に役づくり

「仮面ライダーガヴ」メインキャストの宮部のぞみ(左端)、知念英和(中央)、日野友輔(右端)
「仮面ライダーガヴ」メインキャストの宮部のぞみ(左端)、知念英和(中央)、日野友輔(右端)

 令和仮面ライダーシリーズ第6作「仮面ライダーガヴ」(9月1日午前9時スタート・テレビ朝日系)の主人公・ショウマを演じる知念英和が、メインキャストの日野友輔(仮面ライダーヴァレン/辛木田絆斗役)、宮部のぞみ(甘根幸果役)と共に囲み取材会に出席し、主演決定当時の心境や、役づくりについて語った。

【画像】知念英和が変身!お菓子がモチーフの仮面ライダーガヴ

  「仮面ライダーガヴ」は、シリーズ初のお菓子をモチーフにした仮面ライダー。主人公のショウマは、異世界からやってきたお菓子大好きの青年で、お腹を空かせていたところを拾われる。お菓子を食べると眷属(けんぞく)のゴチゾウを生み出すことができ、そのパワーで仮面ライダーガヴへと変身。幸せな人間をさらおうとする敵・グラニュートと戦う。

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 所属事務所のマネージャーから、主演決定の報告をサプライズで受けた知念は「最初に『えっ!』という驚きと、『ついに決まったんだ』という感動が入り混じった感じでした」と当時の心境を振り返る。

 俳優を志した時から仮面ライダーに対する憧れが強かったといい、「学校の同級生や先生にも『僕は仮面ライダーになります』って叶えられるまで言い続けようと思っていました」と告白した。「実際に仮面ライダーになれたことは、同時に夢が叶った瞬間でもありました。その分、ものすごく大きな作品に出演させていただけるということで、(出演が決まった)その日から『仮面ライダー、頑張るぞ!』という気持ちで過ごしています」

 メイン監督は、令和仮面ライダーシリーズ第1作「仮面ライダーゼロワン」(2019~2020)を手がけた杉原輝昭だ。知念は、ショウマの役づくりに「ゼロワン」を参考にしたという、「僕は芝居経験がほとんどなかったのでどのように役づくりをしていけばいいのか分からず悩んでいた時に、杉原監督からのアドバイスや、特に監督が手がけたゼロワンを見て、ショウマを作り上げる中で参考にさせていただきました」

日野友輔(仮面ライダーヴァレン/辛木田絆斗役)と主人公・ショウマを演じる知念英和

 脚本は、「仮面ライダーウィザード」「機界戦隊ゼンカイジャー」「わんだふるぷりきゅあ!」などで知られる香村純子が執筆する。脚本を読んだ知念は、「面白すぎて、何回も読んでいくうちに、世界観にグッと惹き込まれていきました」と打ち明け、「僕たちの演技を通して、香村さんの脚本の良さをそのまま皆さんにも伝えられたらいいなと思っています」と意気込んだ。

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 異世界から来たショウマを演じるにあたり、知念は「何かを生まれて初めて見た時の感覚や感情ってどうなんだろう?」ということを、自身の中に落とし込んでいるという。「街中を歩いていたら、ふと立ち止まって『この電柱ってどうなっているんだろう?』と近づいてみたりしています。周りの人から見たら、きっと不審者みたいと思われているかもしれません(笑)」

 放送開始まで1か月を切った「仮面ライダーガヴ」。知念は「ショウマはこの世界に憧れを持っていて、特にお菓子に対しては、ものすごく強い好奇心を抱いています。どこか不器用なところ、何事にも一生懸命でけなげな姿は、視聴者が応援したいと思ってくださるキャラクターになっていると思います」とアピールし、「台本を読んでいても、ワクワクして『次が観たい!』と思えるような仕上がりなので、第1話から胸を張って皆さんにお届けできる作品になっていると思っています」と自信をのぞかせていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

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