『スター・ウォーズ』デイジー・リドリー、バセドウ病を公表
映画『スター・ウォーズ』シリーズのレイ役で知られる女優のデイジー・リドリー(32)が、バセドウ病であることを公表した。
バセドウ病は、甲状腺ホルモンを過剰に産生する自己免疫疾患。女性に多い病気で、疲労感、イラつき、動悸、体重減少、手の震えなどの症状が出る。完治することはない。
Women's Health のインタビューでデイジーは、昨年9月にバセドウ病と診断されたと公表。当初、体が優れないのはサイコロジカルスリラー映画『マグパイ(原題) / Magpie』で破綻寸前の結婚生活で追い込まれた主婦という精神的にハードな役柄を演じたからだと思っていたが、医師の診察を受けてバセドウ病であることが判明したという。
医師から「バセドウ病だと疲れているけど神経過敏になる」と説明され、「おかしかった。わたしはただ世界に対してイラついているのだと思っていたから。でも本当はただリラックスできないだけだと判明したの」とデイジー。現在はグルテンフリーの食事や運動など、バセドウ病と付き合っていくために今まで以上に健康を意識していると明かした。
さらに「女性は未診断だったり、過小診断されていたりという統計をよく読む。ある意味、『わたしは大丈夫』ですらなく、『本当に体調がよくない』と言うのに慣れてしまっているの。“体調がよくない”ことを普通のことだと考えてしまっている」「もしそれに対処できるとしても、そうする必要なんてない。もし問題があるのなら、ただ耐え忍んだりしなくていい」と病院へ行き、必要な治療を受けることの重要性を訴えた。
デイジーは、子宮内膜症と多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に悩まされていることを以前明かしたこともある。ジェダイマスターとなったレイが登場する『スター・ウォーズ』シリーズの新作映画も準備中だ。(編集部・市川遥)