黒島結菜、第1子出産後初の公の場 新たな趣味はプロ野球鑑賞「翻弄されています」
俳優の黒島結菜が21日、都内で行われた映画『夏目アラタの結婚』(9月6日公開)のジャパンプレミアに出席した。黒島は、7月にパートナー・宮沢氷魚との間に第1子が誕生したばかり。この日が出産後、初の公の場となった。
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イベントでは子供の話題こそ出なかったが、近況についてのトーク中「最近、プロ野球に翻弄されています」と最近新たな趣味が増えたことを紹介。「今年からプロ野球を見はじめたんです。そしたらはまってしまって……。今日こうしている間も試合をやっていて、内心すごく気になっています」と意外な一面を明かして笑顔を見せた。
乃木坂太郎の漫画を実写映画化した本作は、元ヤンキーの児童相談所職員・夏目アラタ(柳楽優弥)が、日本中を騒然とさせた「品川ピエロ」の異名で知られる獄中の連続殺人犯・品川真珠(黒島)にプロポーズしたことから始まるミステリアスな人間ドラマ。この日は柳楽や黒島ほか、中川大志、丸山礼、市村正親、本作のメガホンを取った堤幸彦監督が出席。劇場前に設置されたレッドカーペットを全員で闊歩(かっぽ)し、会場を沸かせた。
アラタに獄中結婚を申し込まれる連続殺人犯・真珠を演じた黒島は、撮影当初の心境を問われると「最初は、私にできるかなっていう不安が大きかったんです。でも主演が柳楽さん、監督が堤さんと聞いてこれは大丈夫だと思いました。二人を信頼してやればいいんだって」と述べ、「現場の緊張感にも頑張ろうという気持ちになれました。監督の演出も丁寧でした」と嬉しそうに撮影を振り返る。
柳楽とはテレビ東京のドラマ24「アオイホノオ」(2014)で共演経験がある。黒島は「以前共演した時からまたご一緒したいと思っていたんです。撮影の時点で、8、9年ぶりに一緒にお芝居をするので、最初はすごく緊張したんですけど、柳楽さんが『おい、久しぶり』って声をかけてくれて、それが印象的でした」と柳楽に緊張をほぐしてもらったエピソードを回顧。「役が役なので、現場ではあまり話はしなかったんですが、(複雑な役ドロ子を演じたがゆえに)心と心でお芝居ができた気がします。毎回撮影が楽しくて達成感もありました」とコメント。
柳楽も「前回はコメディー要素の強い作品。今回、しっかりとした、恋愛のような要素も入った作品で共演できて、簡単でない難しい関係性を演じれたのが良かったです。堤組の元で黒島さん演じる真珠と一緒できたのはすごく良かったです」と感想を述べていた。(取材・文:名鹿祥史)