「海のはじまり」夏が弥生に放った一言に波紋…二人の未来を不安視する声続出
19日に放送された目黒蓮（Snow Man）主演の月9ドラマ「海のはじまり」（フジテレビ系で毎週月曜夜9時～）第8話では夏（目黒蓮）が実の父親に会う決心をし、着々と海（泉谷星奈）の父親になる気持ちを固めていく姿が描かれる一方で、夏が恋人の弥生（有村架純）に思わず出たひと言が波紋を呼んでいる（※一部ネタバレあり）。
海の祖母が暮らす南雲家での一週間の休暇を終え、思い出を刻んだ大量の写真を見て寂しさを募らせる夏。海の祖母・朱音（大竹しのぶ）とその夫・翔平（利重剛）の会話から、夏が海を認知しようとしている事実が浮かび上がるなか、夏は何を思ったのか海を伴い、3歳のときに生き別れた父・基春（田中哲司）に会いに行った。顔を合わせるなり“修羅場”と化すも、夏はその“優しくない”基春になぜかこれまで誰にも言えずにいた本音を噴出する、矛盾する事態を迎えた。
夏が着々と父親を始めようとするなか、視聴者をドキリとさせる一幕があった。基春の心無い言葉にうちのめされしょんぼりしていた夏が公園で弥生と会っていた時のこと。自身の親を思い出しながら「一回幻滅したぐらいであきらめがつかない」夏の気持ちを汲み取る弥生。そこへ海が逆上がりを見てほしいと駆け寄り、弥生が「遊ぶとき危ないから取ろうか」とネックレスをとろうと首に手をかけようとしたその瞬間、夏が「やめて」と一言。そのネックレスに海の亡き母・水季（古川琴音）の遺灰が入っているとは知らない弥生は、驚いたような、傷ついたような表情を見せた。
夏と海からネックレスの説明を受けた弥生は勝手に触ろうとしたことを詫びていたが、SNSでは「弥生さんが置いてきぼり」「弥生さんがあまりにも疎外されていてつらい」「ここまで弥生さんを巻き込んでおいてそりゃないよってなる」と弥生の心中を慮る声が続出。このところ夏が海にかかりきりだったこともあり、二人に距離が生じ始めていると感じる視聴者も多く、夏は父親になることで頭が一杯なのだから仕方がないとする意見もあれば、二人の先行きを不安視する声も多く、「弥生さんは水季の代わりじゃないし、母親の代わりでもない」「他に相手を見つけた方がうまくいくのでは？」「二人がいっぱい話すことが必要」「夏くん考えること多すぎる」「夏くんの側に弥生さんの幸せはないんじゃない？」「2人が幸せになれる世界線はないの？」など双方の立場に立った意見が飛び交っている。
終盤には夏が朱音から、水季がしたためた2通の手紙を受け取る場面があり、1通が「夏くんの恋人」に向けたものだったことからまたも波乱の予感。しかも、弥生が会いに向かったのは水季の元同僚・津野（池松壮亮）で、「（夏に）本音を言えなくなっている」と漏らしていることからも雲行きが怪しく、弥生と同じく前に進めずにいる津野と結ばれる筋書きを期待する声も多く上がっている。水季が弥生に送った手紙には一体何が書かれているのか。次回・第9話では夏と弥生の出会いも描かれるという。
第8話放送前には村瀬健プロデューサーが自身のXで「今夜は夏と父との物語。僕は高校生のときに父を亡くしました。生方さんからこの回の脚本初稿が届き、初めて読んだときの気持ちは今も忘れられません」と投稿。夏の実父を演じる田中哲司の名演も注目を浴びた。（石川友里恵）