「地面師たち」効果で『ダイ・ハード』見直す人が続出
綾野剛と豊川悦司がダブル主演を務めるNetflixシリーズ「地面師たち」(独占配信中/全7話)の影響で、ブルース・ウィリス主演の映画『ダイ・ハード』が再び脚光を浴びている。
新庄耕の同名クライムノベルを大根仁監督が実写化した「地面師たち」は、不動産売買を餌に巨額の金を騙し取る詐欺師集団「地面師」たちの欲にまみれた事件を描くクライムサスペンス。Netflixの日本トップ10で初登場1位を獲得して以来、4週連続首位を記録するなど、大きな話題となっている。
『ダイ・ハード』が注目されるきっかけになったのが、第4話で巨額詐欺を率いる大物地面師・ハリソン山中(豊川)と地面師グループの交渉役・辻本拓海(綾野)のシーン。そこでハリソンは「追い詰められた時の人間の表情は素晴らしい」と語りだし、『ダイ・ハード』のラストで悪役ハンス・グルーバーがビルから落下するシーンについて熱弁をふるう。
ハンスにふんしたアラン・リックマンさんのリアルな演技はなぜ引き出すことができたのか、ハンスという悪役がなぜ魅力的なのかなどをあまりに饒舌に語るため、SNS上で「『ダイ・ハード』のラスト確認したの俺だけじゃないはず」「例のシーンを確認してきた」など『ダイ・ハード』を見直す人が続出している。なお、ハリソンの話しは第4話のラストで描かれる衝撃シーンの前振りとなっており、「オチはしびれる~」「驚愕の伏線回収」と話題を呼んだ。(今井優)