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菅田将暉×宮藤官九郎×岸善幸が異色タッグ!『サンセット・サンライズ』2025年1月公開決定

『サンセット・サンライズ』ファーストビジュアル
『サンセット・サンライズ』ファーストビジュアル - (C)楡周平/講談社 (C)2024「サンセット・サンライズ」製作委員会

 主演・菅田将暉、脚本・宮藤官九郎、そして監督は『あゝ、荒野』『正欲』などの岸善幸という異色コラボで、楡周平の同名小説を実写化した映画『サンセット・サンライズ』が、2025年1月に公開されることが決定し、ファーストビジュアルが公開された。

【画像】癒やしの笑顔!菅田将暉インタビューカット集<9枚>

 本作は、“移住”をテーマに、都会から移住したサラリーマンと宮城県・南三陸で生きる住民との交流や、人々の力強さや温かさをユーモアたっぷりに描き、その背景にあるコロナ禍の日本、過疎化に悩む地方、震災などの社会問題と向き合いながら豊かなエンターテインメントに転化させたヒューマンコメディー。岸監督と菅田は『あゝ、荒野』以来、7年ぶりの再タッグとなる。

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 菅田が演じる晋作は、東京から三陸へ“お試し移住”し、自分に正直に生きるエネルギーで人の心を動かしつないでいくキャラクター。岸監督とは「次は笑える作品がいいよね」と話していた明かし、「沢山涙を流したからか自然と笑顔を求めていたように思う」と本作への思いを語る。また、「岸さんの生活力と宮藤さんのセンス、お二人の想いが温かい願いとなってこの作品は生まれたんだと思います」と作品の魅力を語り、笑顔でいっぱいの現場では「僕自身沢山笑い、ほんの少し泣きました」と撮影を振り返った。

 そんな菅田について、初タッグとなる脚本の宮藤は、「(郷土料理のどんこ汁を)菅田君が本当に嬉しそうに食べているのが僕の映画じゃないみたいですごく好きです」とコメント。一方、 再タッグの岸監督は、「晋作という人物の優しさや繊細さ、感情の振れ幅は見事で、現場ではただただ笑い転げていました。菅田さんの表現領域が広がっていくような瞬間があって、それを目の当たりにできたことが本当に嬉しかったです 」と明かした。

 併せて公開されたファーストビジュアルは、釣り好きの晋作が今まさに“なにか”を釣り上げた瞬間を切り取ったカット。満面の笑みの晋作、そして「新しい生き方、釣れちゃった!?」のコピーからは、本編で描かれる移住先での新しい人生を楽しむ晋作の姿に期待が膨らむビジュアルとなっている。(高橋理久)

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菅田、宮藤、岸監督のコメント全文は以下の通り。

菅田将暉(主演)

岸善幸監督と『あゝ、荒野』を撮り終わった後、次は笑える作品が良いよねと話していました。沢山涙を流したからか自然と笑顔を求めていたように思います。そんな中、脚本に宮藤官九郎さんが加わると聞きました。上がってきた脚本は悲しみの先に笑顔を作ろうとする人たちの物語でした。岸さんの生活力と宮藤さんのセンス、お二人の想いが温かい願いとなってこの作品は生まれたんだと思います。沢山の方に届き、少しでも笑顔になってもらえたら幸いです。ちなみに目標通り撮影現場は笑顔でいっぱいでした。
僕自身沢山笑い、ほんの少し泣きました。映画『サンセット・サンライズ』宜しくお願いします。

宮藤官九郎(脚本)

僕は宮城県出身なのに、そういえば自分の地元を正面から描いたことはまだなかったんです。子供の頃は父親と南三陸で魚釣りをして遊んだりしてて、コロナ禍の趣味として、また釣りを始めていたこともあって、自分の好きな分野の話だし、舞台も方言も知っている土地と言葉だし、僕自身も地元に住んでテレワークで仕事できないかなと考えたことがあったので、他人事とは思えない物語でした。震災の話になると、僕は疎外感を味わうというか、なんかこう切なくなるんですよね。ずっとモヤモヤしてたんだけど、それに対する答えを現時点で言葉にするならこういう感じかなとしっくりきたんです。それが僕の一番言いたかったことかなと思います。
自分の書いた映画で、こんなに食べるものが出てくるのは初めてなんです。東北って本来は食が一つの大きな売りなのに、正直今までピンときていなかったんですよね。どんこ汁を美味い美味いと言って晋作が食べるのは、自分で書いていても新鮮だったし、菅田君が本当に嬉しそうに食べているのが僕の映画じゃないみたいですごく好きです。

岸善幸(監督)

宮藤さんに初めてお会いしたとき、原作の東北人キャラについて笑い合うことができ、この作品を宮藤さんの脚本でつくってみたいと思いました。自分にとっては初めてのコメディ作品ですが、宮藤さんならではの笑いを大切に演出することを心がけました。
菅田さんとは7年ぶりの作品になりました。俳優としてどんどん新しい役に挑戦を続けていて、久しぶりにあった彼はとても大きな俳優になっていました。一つだけ、変わらないなあと思えたのは、役に向き合う姿勢です。晋作という人物の優しさや繊細さ、感情の振れ幅は見事で、現場ではただただ笑い転げていました。菅田さんの表現領域が広がっていくような瞬間があって、それを目の当たりにできたことが本当に嬉しかったです。
悲しみを癒すのに時間の流れというものがあるとしたら、もう一つ、悲しみを癒せるのは、人との出会いかもしれません。菅田さん演じる晋作を見ていてそう思えました。この映画を観る皆さんにもそれを感じてもらえたら幸せです。

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