香取慎吾、欽ちゃんマネージャー役で24時間テレビSPドラマ「欽ちゃんのスミちゃん」出演
香取慎吾が、日本テレビ「24時間テレビ47」(8月31日~9月1日)内で放送されるスペシャルドラマ「欽ちゃんのスミちゃん ~萩本欽一を愛した女性~」に出演することが明らかになった。「24時間テレビ」初代総合司会の萩本欽一と、4年前に他界した妻・澄子(すみこ)さん夫婦を描く本作で、香取は萩本のマネージャー役を務める。
浅草の劇場からスタートし、国民的スターとなった稀代のコメディアン“欽ちゃん”こと萩本欽一と、彼を支え続けた妻スミちゃんの、知られざる夫婦の秘話を秘蔵映像と共にドラマ化。萩本欽一役を伊藤淳史、妻・澄子さん役を波瑠、そして香取は、“欽ちゃん”の若かりし頃から約半世紀にもわたって伴走し続けるマネージャー役を務める。
香取と萩本は、日本テレビ「全日本仮装大賞」で20年以上にわたって司会でタッグを組む仲だが、二人の歴史はさらに古く、初共演は1994年のこと。当時、香取は17歳にしてバラエティー番組のレギュラーに抜擢され、その対応力、瞬発力や愛嬌を見て取った萩本は、熱心に香取を導き、香取もその教えに貪欲に食らいついていった。
当時について香取は「欽ちゃんからもう本当にいろんなことを教えてもらいましたが、大きかったのは、僕が10代の頃、『慎吾ちゃん、何も考えなくていい。思ったこと言って』と言ってくれたこと。そこから僕はバラエティー番組などで、頭に浮かんだことを声にするスタイルを作ることができました。香取慎吾というものを形成してくれた、大きな1つだったと思っています。他にもたくさん技を学ばせてもらいましたが、単純にバラエティーとしての技というだけではなくて、『そこにはちゃんと心が必要で、愛を持っていないと』と教わりました」と振り返る。
それだけに、今回のマネージャー役も「欽ちゃんの近くに何十年も僕もいさせてもらっているので、欽ちゃんのマネージャーさんもよく知っていまして。いつも欽ちゃんの近くにいる本当のマネージャーさんの心が、僕の役にも宿っていると思います」と自負する。
昨年の第99回全日本仮装大賞の収録前には、「スミちゃんの欽ちゃん」と題した、澄子さんの肖像画を萩本にサプライズでプレゼント。香取は「スミちゃんは、きっと欽ちゃんのことを否定も肯定もせずに、だけど温かく寄り添う人だったんだろうなと思います。欽ちゃんはスミちゃんが奥さんで、幸せだったろうな。欽ちゃんとスミちゃんのお二人にしか作り上げられない、この上ない夫婦の形を描くドラマに参加させてもらうことがとても楽しみです」と語る。
また、主演の伊藤とドラマで共演するのは18年ぶり。2006年にフジテレビ系で放送された「西遊記」で、香取は孫悟空を、伊藤は猪八戒を演じた。「久々に会って、懐かしい話もできてすごく楽しかったです。本作では僕の大好きな欽ちゃんを、伊藤さんという大好きな俳優さんが演じていて…。伊藤さんは欽ちゃんでしたよ! 欽ちゃんの、すごく特徴がある話し方が急にぽこっと入る、そんな感じもとても似ています。大好きな俳優さんが、僕の大好きな欽ちゃんを演じることも嬉しかったです」と香取。
伊藤にとっても香取の存在は大きな助けになったようで「久々の共演でドキドキしていましたが、支度中に“悟空! お久しぶりです!”と呼びかけたら、“猪八戒!”と呼び返してくれて(笑)。香取さんは身近に欽ちゃんを見て、マネージャーさんもご存じの方。香取さんが今日、マネージャーさんが欽ちゃんをとても大事にして、大好きでいてくれているということを表現してくださったおかげで、とても楽しく演じることができました」とコメント。最後の共演シーンを撮影したあとは「写真撮ろうよ!」と仲良く互いに記念撮影をし、
「また何年後か……共演したいね!」と笑顔で語り合っていたという。
本作にはそのほか、東貴博、芹澤興人、アタック西本(ジェラードン)、高橋努、渡辺隆(錦鯉)、リリー(見取り図)、チャンス大城、金澤美穂、小木茂光ほかが出演。脚本は政池洋佑、演出は内田秀実が務める。(編集部・入倉功一)
スペシャルドラマ「欽ちゃんのスミちゃん ~萩本欽一を愛した女性~ 」は日本テレビ系で8月31日(土)よる9時すぎ放送