菅田将暉x黒沢清監督『Cloud クラウド』米アカデミー賞日本代表に選出
黒沢清が監督・脚本、菅田将暉が主演を務める映画『Cloud クラウド』(9月27日全国公開)が、第97回米国アカデミー賞国際長編映画賞部門の日本代表作品に選出された。今後、米アカデミー会員の審査を経て最終選考の15本が発表され、そこから5本のノミネート作品に絞られる。受賞作品は、現地時間2025年3月2日に米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催される授賞式にて発表される。
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『Cloud クラウド』は、憎悪の連鎖から生まれる集団狂気を描いたサスペンス・スリラー。主演の菅田は、“狩りゲーム”の標的となる転売ヤー・吉井良介を演じており、古川琴音、奥平大兼、岡山天音、荒川良々、窪田正孝ら豪華キャストが脇を固める。
第81回ベネチア国際映画祭に参加中の黒沢監督は、「純粋な娯楽映画として作った作品にこのようなチャンスが与えられ、大変な驚きです。ひょっとして菅田将暉の存在が来年、全米に知れ渡るかもしれないと想像すると、これほど痛快なことはありません」とコメントを発表。主演の菅田は、「ありがとうございます。おめでとうございます。映画の中とは真逆で、嬉しいニュースだらけの映画『Cloud』。作品がどんどん広がっていくこと、嬉しく思います」と心境を明かしている。
本作は、現地時間30日にベネチア国際映画祭でワールドプレミアが行われる。さらに、現地時間9月6日に開幕する第49回トロント国際映画祭への出品も決定している。(編集部・倉本拓弥)